終わり頃をちらりと見ただけなので番組内容に対しての感想ではないが、最後に城内実氏(自由民主党衆議院議員 元外務副大臣)がトランプ氏の印象について語っておられた事が印象的だったのでちょっと触れてみたいと思った。
氏はトランプ氏はなかなか頭が良くて冷静でしたたか、本筋を間違わない人ではないかと言っていた。
実は私もそんな気がしている。
世界情勢とか他国との交渉術とかお構いないしに乱暴に権力を振るう危ない大統領だと見る報道が流れているが、大筋だけを聞いている主婦が偉そうなことは言えないことは百も承知で言わせていただければ、女の第六感(私の第六感)で見ると世間が言うほど危険極まりないという風には見えず、逆に誠実そうに見える。
そして彼の目はあながち間違っていないようにわたしには思える。
トランプ氏が当選した背景には、世界が抱えるブルーカラーと言われた労働者階級が貧困に苦しんでいる現実がある。
教育を受けられず、また恵まれた環境にないままに成人し重・軽の労働につくことになったが、世界の情勢はグローバル化の中で労働による仕事が他国に奪われてしまい生活を脅かされている。
他国からの脅威だけではない、ロボットが人間の労働に取って代わり、彼らの仕事を奪っている。
その悲痛な叫びがトランプ氏を大統領に押し上げた。
世界の発展を推し進める政治経済人の多くがこの労働者達の行く末を見て見ぬ振りをしてきた。
しかし、世界には多くの労働階級の人たちがいて、彼らをどう養っていくかのかという道を指し示す人がいない。
そこにトランプ氏がグローバル化の波に押し流されるアメリカ国民を助けなければいけないんだと唱え、受け入れられ大統領になった。
が、そこからが難しい。問題はその手法である。
支持者が分かる施策を行わなければ彼らの気持ちに応えることはできない。
メキシコとの国境に壁を作り移民を阻止する。
TPPは国益に反すると判断して反故にする。
中東諸国から来ている人々を入国・再入国させない。
医療保険制度改革オバマケアの撤廃や見直し
等、等、等、
今、トランプ氏は支持者の気持ちに答えなければならないとばかりに大統領令を出しているがアメリカ大統領は支持者のみの大統領ではない。
世界の超大国アメリカの大統領なのだからそんな支持者目線の認識で済むはずが無い。
その事をトランプ氏はよく分かっているのではないかと私は感じている。
早いうちに支持者へのお返しは終わらせて、世界とアメリカの関係に重心を移すのではないだろうかと期待している。
世界はバランスの上に成り立っている。
世界経済を生み出し育て押し進めているのは、教育をじゅうぶんに受け、世界を見据えたグローバルな環境で活躍してきた人たちである。
そして、その対岸にいるようなギリギリの生活にあくせく働く労働者達いる。
この労働者達が安心して幸せに暮らせる社会にするべく私は大統領になった。
アメリカ国民が豊かに暮らせる為にどうするべきか、その事を根底に抱いて動き出す。
さてどう動くか
アメリカ・ファースト(アメリカ第一主義)をトランプ氏は大きく訴えてきた。
でも、もともとアメリカはそういう国だったではないか。(笑)
世界の国々に難題を押し付けて煮え湯を飲ませ優位に立ち儲けて来た。
日本は何度煮え湯を飲まされたことか。
それでもしたたかに日本は経済大国になった。
しかし、日本は敵ではない。一緒に儲けましょうと固く同盟している。
イギリスはなんといっても元をたどれば出発点。
命を掛けても一緒に戦ってくれる国だ。
その両国首脳とはすでに会っている。
なかなか強かな内面がみえるではないか。押さえるところは押さえている。
懸念は中国だ。
トランプさん中国を強く警戒していると私は思う。
今、経済の流れが中国に注いでいる。
中国はアメリカの脅しに屈するような国じゃない。
中華思想の国なのだから。
<中華思想(ちゅうかしそう)は、中国が宇宙の中心であり、その文化・思想が神聖なものであると自負する考え方 (ウィキベディアより)>
両国とも貧富の差が大きい国である。
抱える人口も桁違いに大きい。
トランプさんはいち早く貧困層の救済に目を着けた。
彼らに仕事を与え、収入の道をつける。
アメリカが中国から富を奪わなければならない。富を国民に注がなければならない。
だって、お金は血液のように世界中を回っている。
たくさん流れ込んだ国が潤うのだ。
アメリカ! アメリカ! アメリカファースト。
中国に負けてたまるか。(゙ `-´)/ コラッ!!
グローバル化で国ごとの役割分担なんかに縛れていては自国民を飢えさせてしまう。
よく考えればこのTPPでアメリカが儲かるか?
日本有利に出来てるじゃないか。と離脱表明。なるほどアメリカファーストだ。(冷笑)
日本はアメリカに無理強いされた形でTPP参加になったのにね。(笑)
トランプさんはアメリカに工場を誘致したいと思っているのだろうと思う。
世界の工場をアメリカに呼び戻す。
トランプさん、まだ中国とコンタクトを取っていない。
ちゃんと世界を見ている。強(したた)かさがみえるじゃないか。
今回はトランプさんを好意的に見たが、さてさてどうなるのか。
(ง •̀_•́)ง
ね。