2017年04月07日

勉強が苦手みたいなのよ

一年生はどう?今年は2年生ねと聞いたところ
頭良くないみたいでね、勉強が苦手みたいなのよ。
くもんに行かせてるみたい。
お孫さんの様子を聞くとこんな風に仰る。

元気に学校行ってる?と聞いたつもりなんだけどなぁ。σ(^_^;)アセアセ...



お勉強は、机に向かって苦行を強いる行為だと頭から信じて疑わない人多いですね。
努力が足りない、辛抱が出来ない怠け者だとでも思うのだろうか。


人間、子供だって希望の無い努力なんて出来るもんじゃないです。
ただただ、黙々と下らない計算を機械的にこなすだけで楽しいはずないじゃないですか。
競争で誰が一番早くできるか、それは計算が楽しいのではなくて人との競争に勝つことが楽しいんだと思います。
勉強で楽しいのは分からないと悩んだ末に分かった時のアハ体験でしょう?



興味を持ったものや事の未知を明らかにすることの面白さを知ったら子供は自分から進んで勉強するようになります。
勉強の面白さを教えてやったら子供は目を輝かせて取り組むものなのに、なぜ多くの人が苦行を強いるような勉強のさせ方をするのだろうと思ってしまいます。


虫に興味を持ったり、動く自動車や機械に興味を持ったり、綺麗な花に興味を持ったり、水が波紋を描くことに興味を持ってじっと見ていたりするのが子供。

おもちゃ遊びはお勉強への導入口。

紐でもボールでもノートでもなんでも玩具としてあそんでいる間に勉強道具に大変身。


たのしい遊びとお勉強を別物にしちゃったら子供は戸惑う。

紐が寸法を測るメジャーになり、ボールが地球儀になり、お月様になる。
ノートに三角を書いていっぱいつなげると面になりったり、立体になったりする。

遊びとお勉強の間の溝をどうつないでやるかが教えるということ。

けっして算数の計算方法を教え込むことや覚えさせることが勉強ではない。
1タス4は5、分かった?と言われても分かるはずないじゃない。
挙句のはてに
分からない? 頭悪いね−!なんていわれたらそりゃ傷つくわよね。

1、0、10と言われても、数字の持つ意味合や、量としてイメージや、言葉の違いに疑問を持つのが子供です。
1と0がくっついて10になるというが分からない。そこで躓く子供だっているんです。
そこで親がこの子は馬鹿だと思うか、凄い疑問に気付くなぁこの子、凄いぞと思うか。


遊びは勉強生活の土台なんです。


覚えることつまり暗記するが勉強なんだと思っていたら思考力は育ちませんし、記憶させられることの果てしなさに嫌気が差してしまう。


それよりはこれは何?、どうなってるの?、へーそんな呼び名があるんだ、あっそうか!という経験こそが意欲になり、そのあとに勉強の楽しさが追っかけてくる。
子供は好奇心の塊。


無理やり勉強させても、させられても辛いでしょうにね。




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posted by win-manma at 22:43| Comment(3) | TrackBack(0) | 暮らし