老後の暮らしが本格的になってきた。
毎日が休日である。
好きなように時間が使える。
でも、それって退屈じゃない?と思うでしょう?
適度な拘束や使命感は必要だと私も思う。
ありがたいことに私には趣味程度の仕事がある。
陶芸家の作品をネットショップ販売している。
ネットショップ経営というのは時間に束縛されない仕事なのである。
24時間オープンなのだからお客様は好きな時にネットを覘いて好きなだけ眺めて気に入れば「よし!買おう!」と決心して買ってくださる。
そこでお会いできぬお相手とメールで通信を繰り返し、親しくなったりする。
時間に拘束されずに相手と繋がれるのがメールの好いところ。
老後のビジネスにはピッタリだ。
我儘で時間に縛られるとストレスを感じる私にはありがたいビジネス。とうぶん続けたいと思っている。
最近は中国人が、Dear My Friend などと書いたメールをくださるようになった。
先日、送り先住所を間違えた!助けてください

というのが届いた。
さて困った。荷物はどこにあるのだろう。とりあえず送った千葉県の住所に問い合わせた。
若い男性の片言の日本語が電話を受けてくれた。
「あなた中国の人?」と聞くと「すみません。そうです」と済まなそうに答えた。
済まなくないのに。なぜか悪いことでもしているような気持ちでいるらしい。気の毒に。ヾ(・ε・。)ォィォィ
爆買でひんしゅくをかった中国人が中国向けに発送する専門の業者を利用して今も中国に日本の物を取り寄せている。良い物を買いたいという気持ちに応える。正当なビジネスだと思うよ。
「中国人からの注文の品をあなたの所に送ったのだけど、送り先を間違ったんですって。とっても困ってるみたいなの。調べてくれませんか?」というと話の早い人ですぐに理解して
「伝票番号を教えてください。調べてあなたに折り返し電話をします。」
そして直ぐに電話があった。
「有りました。新しい住所に送ることは出来ませんが送り返すことは出来ます。それでイイですか?」という。
「ありがとうございます。そうしてください。」
「送り返す荷物の番号をお知らせしたいのですが明日でイイですか?」と、やはりたどたどしい日本語で言う。
なんと親切なしっかりした中国人だろう。彼はきっと優秀な留学生だわと嬉しくなった。
無事に荷物は戻ってきた。
例のDear My Friendさんは大喜び。
彼とのメールは全て英語。Google翻訳は本当にありがたい。
自分で英語を操っている錯覚に陥ってしまう程のありがたさなのだ。
面倒そうなこのやりとり、実は楽しいのです。
異国のお友達(?)との簡潔な意思の疎通が楽しい。複雑になると意思の疎通は難しくなる。
いかに簡潔に相手に伝えるかを悩むのは意外にも楽しいものです。
老後の醍醐味はやはり時間に拘束されないことだと思う。
ここまで読んで趣味程度のビジネス、ネット販売!こりゃいいぞと思ってはいけません。
そう簡単では有りません。
仕入れ、作品の魅力や理解、撮影技術とセンス、web操作、インターネット操作、情報発信、、、10年掛かりました。
ヽ(*^^*)ノ
.
posted by win-manma at 19:41|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
暮らし