2017年12月19日

風が強く吹いている 三浦しをん著

私は運動が苦手。

マラソンは特に苦手。
小学生中学生時代に冬になると必ず強いられる体育の時間が辛かった。

私は必ずおなかの痛みを必死に耐えながら走っていた。
大人になっても、だれでも皆腹痛を堪えて走っているのだと信じて疑わなかった。
結婚して夫にそういうと夫は呆れた顔をして笑った。
えっ!違うの?
皆苦しそうな顔して走っているじゃない。(゚ロ゚;)エェッ!?


毎年お正月に放送される箱根駅伝は、娘婿が見逃せないのだと言って見ているのを横目で見てはじめてその存在を知った。

雪のちらつく中を必死に襷を繋ぐ大学生。
筋肉と精神力で一歩一歩前に進む軽い足取り。

よく考えれば凄いことをしているのに・・・知らなかった。

全くの運動音痴の私には、走りがもたらす快感など想像すらできない世界なのだった。


この「風が強く吹いている」はスポ魂小説ではない。
走る素質と才能に恵まれた主人公の、苦悩と恵まれた才能を自由に解き放ち浄化するさまが描かれている。
浄化とは ( 気持ちがすっきりする ・ 厳粛な気分になる ・ 精神が浄化される ・ 精神が引き締まる ・ 清々しい気持ちになる ・ 心が綺麗になる)


これを読んで運動能力の差はあれ、身体を使って身を清める、心身を軽くするということが理解(想像)できたような気がした。


正月2日3日の箱根駅伝を見ようと思う。

1区から10区までの景色は小説の中の文章と重なることだろう。
選手の力強い走りもきっと小説と重なるのだろう。


私も身体を・・・。軽くしたい (ง •̀_•́)ง でも 難しいだろうなぁ。(@Д@; アセアセ・・・










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posted by win-manma at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らし