年末年始がバタバタと過ぎていった。
今年の正月は娘と孫が帰省した。
夫婦二人だけなら普通の日々と変わりない、どうということのない食事でいいよね。と、気が緩るむ。
そして正月料理は気分次第で適当にと思いつつ作る。
しかし娘や孫が来るとなるとなぜか気分だけは焦ってしまう。
作る物は大差ないのに。(笑)
大晦日の紅白は私的には民放の方に軍配を上げた。
何十年も見続けてきたのに、ビデオ録画して元旦の夜に夕飯をしながら良いとこだけ見て楽しんだ。
大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の再放送が、2017年12月 31日〜2018年1月1日にあり。
見逃していたので一挙まとめて見てしまった。
主人公・森山みくりさんにまったくもって共感。わたしはこのタイプだったのだ。
心理分析はほぼ趣味。人の心の内部を覗いてしまう。
面倒くさい、小賢しい女。うーんよく分かるわ。みくりさん!!。
さて、孫の成長。
1歳10ヶ月、イヤイヤ期の真っ只中。
お着替え イヤ!!
靴下履こうよ、お靴履きましょ、イヤイヤ!
ご飯食べるよ イヤイヤ!、歯磨きしよう イヤイヤ!
なんでもイヤイヤ!!
自分でなんでもできると思っているらしい。
キティちゃんのトレーナーなら着る。しかも自分で着ると主張する。
手伝おうとするとイヤ!
そのくせなかなか着れない。こちらが手を出すと泣き出す。
袖口を持って「ここらかカズチャンのお手てが出てくるのかな?」「カズチャンのお手ておいでおいで」とヒントというか誘導してやるとすんなり手が出て頭も入れて着ることができた。
すかさず、おおスゴイ自分で着れるんだね。と言ってやると大喜び。嬉しくて仕方ないという顔をする。
要するに自己主張の原点なのだろう。
自主性を確立しているようなのだ。
これを大人の都合で問答無用と摘み取るとどうなるのだろうと考えてしまう。
娘は専業主婦だった私の乗せ上手に上手く乗ってくれて、これほどのイヤイヤ期という自己主張を持たないままに過ごした気がする。
孫はすでに保育園に行っている。環境に揉まれてもいるだろう。
自己主張の強いこの子はどうも一筋縄ではいきそうにない。
出る杭は打たれる。
教育を受けるようになり、その集団の中で普通よりちょっと抜きん出ていると、上手く伸ばそうとしてくれる指導者がいる。
それとは逆に普通に均そうと頭を押さえる指導者に当たる事もある。
出る杭目障りな杭と認識されると、小さな子の一生懸命の考えや思考回路が遮断され否定される。
伸ばそうとしてくれる指導者はありがたかった。
しかし、教師全体にそれを期待してはいけないのだと後で分かった。
教師にも能力の差がある。
ちょっとしたポイントをつくというテクニックを持たない教師にその程度の力量あって当然と思うのは酷というものだったのだとこの年になって思う。
1歳10ヶ月のくせに孫はいろいろ考える子らしい。
思考力があるというのは世間的には上等な部類に入るのだろうが、世間の風は冷たいんだぞ。
素直で従順な子の方がなにかと得をするんだぞ。
しかし、私の孫である。
娘同様、私を楽しませてくれる引き出しをいっぱい持っていそうだ。
今はしっかり自己主張して確固たる自分を持ち、築いて、能力を発揮できる素地を作って、
大きくなったら大きく羽を伸ばして、世の中に羽ばたきなさい。
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