2021年05月29日

備忘録 五郎治殿御始末 浅田次郎著

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幕末、江戸が滅び明治になる当時の武士それぞれの悲哀が描かれた物語。


大正生まれの父に武家の矜持を持てと自害の仕方まで躾けられて育った身には納得のいく内容の小説だった。
矜持とは 自信、自負、自尊といった「誇り」あるいは「プライド(pride)」の感情を意味する語。


今となっては滑稽ですらある武士の価値観に共感し涙ぐむ自分であることに嬉しささえ覚えた。

背筋を伸ばし、堅苦しい考え方をしてしまう自分に、ダメよダメダメもっと柔らかく優しくなれと反省する事ばかりの日々に、武家の精神性の美しいまでの潔さ切なさを呼び覚まされて、浅田次郎さん凄いわ!!と思う。

浅田次郎氏の本はこれが初めてだった。


「蒼穹の昴」をほんの少し覗いて捨て置いたことがあって、この人の本は苦手だと思っていた。

いやいや、上っ面だけの人気の物書きさんじゃなかったのだと思い知った。


改めて浅田次郎を堪能してみたいと思っている。




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posted by win-manma at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 備忘録

2021年05月18日

生活を改めようかなと考えて

目の老化が進んで自律神経がおかしくなってきた。

PCで画像処理やC言語を操るソフトとにらめっこしていると疲れて眩暈や不眠症の症状が出てきた。
自分の不機嫌な毎日に嫌気がさしてきた。

ネットで商売をしていると常に真新しい情報を提供していないと直ぐに忘れられる。

新しい商品を毎月仕入れて撮影し、商品の魅力を伝える方法としてExpression Web 4ソフトでショップのページを作ったり更新したりして丁寧に紹介している。

販売はshop-proのサイトに登録して、そのカートを自分の作ったページに取り付けて利用している。
昔はカート作って自分のホームページに取り付け直接販売していた時期もあったが、最近は金銭の詐欺が横行しているのでセキュリティが堅固なところに頼る方法に切り替えた。


shop-proでも商品紹介のスペースがありそこで完結できるのだが、自分が思うようなページにするとなると料金が嵩んで利益が出ないどころかマイナスになるのでカート利用に留めている。



13年前ネットショップを立ち上げた時は、陶芸作品の魅力に圧倒されて楽しかった。

パワーのある美しい作品の魅力を写真に撮り、ネット上に載せることに時間が経つのも忘れて夢中になった。
光やアングルで表情を変える写真というアートな部分に惹かれていたのだと思う。表現の楽しさがたまらなかった。


それが、最近は売ることに重心が移ってしまっている。

もう心躍るほどの無我夢中にはなれない。



ああ、もう無理なんだなと悟った。




体力的に限界を迎えてるようだ。


掃除も料理も適当に済ませて、PCにしがみついて一日を過ごしている自分の姿が哀れに思えてきた。


私からネットショップ運営を取ると何が残るのだろう。(´-ω-`)





とりあえず放置することにした。


ゆっくりとインターネット世界の底に沈んでいこう。






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posted by win-manma at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らし