2022年04月30日

誤嚥

私は17年前橋本病と診断されて今日に至っている。

橋本病は
甲状腺が腫れてきて、くびの圧迫感や違和感が生じることがあります。甲状腺機能低下症になると、全身の代謝が低下することによって、無気力、疲れやすさ、全身のむくみ、寒がり、体重増加、便秘、かすれ声などが生じます。女性では月経過多になることがあります。うつ病や認知症と間違われることもあります。血液検査では、コレステロール高値や肝機能異常を認めることがあります。日本内分泌学会のHPより


これはなかなか厄介な病だなぁと近頃つくづく実感している。


ヨードを含む海藻類は取ってはいけない。

高コレステロールなので脂質類はダメ。
高コレステロール食品(卵類、イカ、エビ、タコ、鰻、雲丹、レバー等々)もダメ。

その上、アブラナ科の野菜も、、、などと書いたものまで発見してしまった。


アブラナ科の野菜は我が家の副菜の主流だった。
キャベツ、ブロッコリー、大根、白菜、ブロッコリースプラウト、ワサビ、カリフラワー、ルッコラ、ケール、小松菜、水菜、チンゲン菜

これらが毎日食卓に載らない日はなかった。

葉物はルクエでレンジでチンしてドレッシングを掛ければ済む、超簡単調理の一品だし、大根だってこれでチンして煮込めば時短できる。



しかし、最近風邪でもないのに頻繁に咳がでる。
眩暈や不眠、イライラ、アレルギー湿疹とどうも調子が悪い。

そしてとうとう、水を飲んでいる時に咳が出て、派手にぶちまけてしまった。

夫がどうしたのかと驚いている。

最近食べ物や水が喉につかえるようにようになってて、困ってるのよ。

誤嚥じゃないの?と夫が言う。
まさか!!

老人ホームとかで聞くあれ?肺に入ってしまって肺炎を起こすというあれ?


いや、肺に入ったというのとはちょっと違う気がする。

飲み込む力がなくて、食道に行かずに気道に入ってしまうほど体力が低下しているとは思えない。

食欲は普通だし、体がだるくて寝ていたいということもない。


こんな時はGoogleさんに聞いてみる。


喉が狭まっていることは確かだと思う。声がひどく掠れる、声が出しずらい。橋本病の症状の1つだ。


声が出しずらいので声を出さないようになっている。
歌は大好きだったのだけど音域が狭まって歌えなくなって久しい。


これじゃ駄目だ!!


喉は鍛えて強くする方法があるはずだ。


ありました。
元NHKフリーアナウンサーしまえりこさんの活舌を良くする発声練習50音
これYouTubeで見ることができます。

せめて普通に声を出せるように喋れるように、聞き取りやすい活舌と発声練習、これなら長く続けられそうだ。


今、少しづつ効果が出てきている。


声の擦れが減り、童謡程度なら歌えるようになってきた。



飲み物を噴き出すような恥ずかしい真似は起こらなくなっている。





あー、なんでもっと早く気付かないかなぁ (-_-;)



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posted by win-manma at 13:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らし

2022年04月15日

子供が家を購入する際

友人から尋ねられた、娘さんがマンション買った時いくら出した?と。

その友人の息子さんも東京に就職して家を出、結婚、子育て中。

その息子さんからマンション買おうと思っているんだけど、、、。

嫁さんの親が、500万円出してあげるよと、言われた。
そこで相談なんだけど同じように500万円出してくれない???


友人はショックだったらしい。

なんで嫁さんの実家に倣って出費させられなきゃならないのかと。


常日頃、可愛い息子や孫にと高価な和牛肉や手作りのお惣菜、食料品など宅急便に詰め込んで送っている。
帰省すれば旅費の足しにと数万円渡し、ご馳走を用意し、レストランにも連れて行く。

息子家族はまた来るねと機嫌よく帰っていくらしい。


帰ってくると言われれば嬉しいような、、、でも溜息がでるのが本音らしい。
帰ってくるたびに10数万円のお金が飛んでいくと。あせあせ(飛び散る汗)


結婚式の時も数百万円出した、その時嫁さんの実家にも少しは出せとは言えなかった。

その上マンション買うから500万円。

、、、出せないと言ったんよ。(-_-メ)



世間にはよくある話なんだろうなと思った。


うちは倒産寸前で会社を閉めた、自己破産はしたくない思いで必死で解散・清算に臨んだ。
故にほとんど手元にお金は残らなかった。しかし、負債もない状態で終わらせた。


そのことは娘に話した。

あなたには自分で稼げるような人になってほしいと思いながら育てた。お金も掛けた。
しかし、これからはお金を出してやることはできない。

私達はこれから自分たちの老後のお金の心配で精一杯な状況になっているのよと。


うちは市の公共事業の設計を生業としてきた。

ヘマをして指名停止になったわけではない。真面目に業務を遂行してきた。それでも要領が悪ければ干上がるのである。
役所のお偉いさんに揉み手をして近付くこともできなけらば、接待もしない。
談合等で危ない橋も渡らない。

要するに経営が下手だったのだ。(^^;


それを悔いてはいない。苦労したなとは思う。
子育て終盤で娘にも苦労を掛けることになったなと思っている。



しかし、有り難いことに娘は理解を示し、結婚資金もマンション購入でもお金を出してほしいとは一言も言わなかった。


婿さんの実家からこれだけ頂戴したとも言わない。


若い二人は、自分たちだけの力でやっていこうと決めていると言っていた。

そして先日、住宅ローンが終わったと言った。この人たち凄いなと思った。


ほんとうに有り難いことだ。




若夫婦の其々の親の関わり方というのは難しいことだと思う。

そこに力関係が発生すると若い者の力ではどうしようもない亀裂や軋轢が発生する。


お金を出せば声も大きくなる。態度もでかくなる。
夫の親が大金を出せば、嫁は口を噤まざるを得ない状況に置かれることがあるかもしれない。
嫁姑の中がおかしくなるのは仕方のないことだと思えてくる。


嫁さんの実家が大金を積めば、婿さんは自分の家なのに小さくなって座ることになるかもしれない。



親同士が張り合って出資してくれるのは子供からすれば思う壺と思えるだろう。


それは双方が同じ経済力をもっていて、競うことなく穏便に居てくれてこそ成り立つ平和であることを忘れてはならない。

それとも、片方がうちは出せませんので、、、と。いやはや恐れ入ってございます。
そして相手を崇める立場を選び、少々の皮肉にはビクともしない厚顔と図太さを持っていてくれれば、表面上は平和なのだ。子供はその立場を覚悟する肝を持っていなければならないことになる。


つまり、子供の方にもその図太さは持っていてもらわなけらば、若い夫婦の喧嘩の種になるということだ。




友人はとても空しくて悔しいと肩を落としていた。




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posted by win-manma at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らし

2022年04月08日

備忘録「なんで家族を続けるの?」中野信子・内田也哉子著

「なんで家族を続けるの?」

内田裕也・樹木希林ご夫婦の長女也哉子さんが脳科学者中野信子さんに家族について尋ねる方式の対談をまとめた本。


お二人とも家族団欒という温もりを知らずに育ったと仰っている。

長閑な温かみある家庭とは、そうではない家庭で育つことのコンプレックスや抱えた闇を赤裸々に語りながら、家族の定義を根本から問い直す内容にシビアな現実・現代社会における家族・子育ての難しい一面が浮き上がって、驚かされた。

読後、私の家族観や子育ての概念が少し揺らいだ本だった。






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posted by win-manma at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らし