「ひっそり暮らし」
最近こういうタイプの本をよく目にするようになった。
私の暮らしはこんな風ですよと日頃の暮らし方や室内を見せてくれる人の本。
元々はブログで紹介していたものが本になり、Amazonで☆☆☆☆400なんて本も多い。
今回この本を読んで、私はとても触発された。(*'▽')
第一に家計簿の見直し。
第二に節約の本質。
私は現在に至るまで、家計のやりくりが下手だ。
要るものは要る、仕方がないじゃないかと思ってしまう緩さがこの年になっても直らない。
この要るものは要るというaboutな括りに気付かない馬鹿さ加減。
この本を読んでいて、問題点はここだなと気づいた。
昔から家計簿は続かなかった。
物凄い面倒くさがりな性格。いちいち帳面に付けて電卓叩いて、収支を合わせて残高をチェック。
合わない(-_-;)
赤字にならなければいいじゃないか

その程度の認識でここまで暮らしてきたなんて…

住宅ローンが終われば一安心。
子供が巣立てば一安心。
宵越しの金を持たないような暮らしでよくぞここまできたもんだ。(笑)
会社を清算して、残金の少なさに身震いし、家計簿アプリで収支を見るようになった。
このアプリ、とてもシンプルで現金の収支と通帳の収支のみ管理できるもの。
何にいくら使ったのか分かるだけの代物なので、ただただ無駄遣いを戒めて自分を締め付ける意識の日々。
このひっそり暮らし、年収300万で1年で100万円貯蓄するというもの。
さぞやつましい暮らしぶりを披露されているのかと思いきや、とても優雅に暮らしておられる。
それでいて、100万の貯蓄。
凄い!!
家計簿はアプリのzaimuだと書いてあった。
これか!
アプリを検索すると色々出てきた。
見れば、最近の家計簿アプリは凄いことになっている。
私の選んだアプリはマネーフォワード
なんと、金融機関・クレジット会社やAmazon・楽天などと連携されていて家計簿アプリで全てトータルで把握できるようになっている。
しかも無料、それは世界規模でこれらのデータを多くの企業が活用するようになっているらしく、それで無料で出来るのだとどこかで見たような気がする。
私のデータ誰かに見られるのと心配になったが、世界規模でみた膨大な量の中の私のデータなんて雨粒一粒にもならないわねと思えば、まぁいいかとなった。
私は家計のやりくりは苦手で家計簿もまともに続かないずぼらだけど、経理はできるのだ。
経験上会計ソフトの扱いには慣れている。
仕事としての経理はとても面白い。会計ソフトも面白い。
昨日は取引銀行のネットバンキングと家計簿ソフトを繋ぐのに手間取った。
銀行側でなぜか拒否される。
パスワードの期限が切れている、とでる。
スマホの銀行のアイコンからはそのパスワードでスムーズに入れるのになぜ?
仕方ないので電話で聞くと親切に指導してくれた。
それでも3回目にしてやっと銀行と家計簿が繋がった。
たぶん、家計簿アプリとの繋がりに対応しきれていないのかもしれない。
Amazonとの繋がりはとてもスムーズだった。そして膨大な量のデータを提供してくれた。
トップページを見れば今現在の通帳残高と現金残高、ポイント残高の合計金額が表示されている。
これはテンションが上がる。(#^^#)
家計簿が一目瞭然で内容をもっと見て具体的に改善すべきところを見つけようという気持ちになる。
作者なちさんはつましいけれど貧乏暮らしをしてはいない。
とても優雅に暮らしておらるようにお見受けする。
どうも私は「節約生活=貧乏暮らし」と思いこんでいたらしい。
値段の安い物だけを求めて節約に努める暮らしをしなければならない。
長年本物を見極め良い物をこよなく愛する暮らしに拘りすら持っていたのに。
真逆の安い物しか買わない暮らしに変わらなきゃならない

ひたすら我慢する暮らしをしなければお金なんて貯まりっこないとしか考えられなかった。
無駄を探し出し徹底的に排除する。
そして、本当に良い物、耐久性デザイン性のあるものを手に入れて大切に使い続ける。
それができるとこの本には書いてあった。
彼女は300万円の収入から住宅ローンを払い、老後資金を貯め、車を維持し、愛する猫を大切に飼い、身だしなみを整え綺麗に暮らしている。
私は、老後の暮らし方を間違っていたのねと気付かされた本だった。
生活費の無駄を排除すること、計画的にお金を貯め使うこと、身綺麗に暮らすこと。
何年ぶりだろう、マニュキュアを着けた。(#^^#)
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