2022年07月27日

備忘録「本当に大事なことはほんの少し」ウー・ウェン著

副題・・・料理も人生も、すべてシンプルに考える生活術

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中国北京で生まれ育った中国人。日本人と結婚、二人の子の母で中華料理研究家。


私よりも10歳若いから経済成長始まりの世代だなと思ったが、違った。

中国は文化大革命(1966年〜1976年)の時代、多くの知識人が殺され財産・文化財が焼かれた時代。
国が違えば生まれ育った環境は違う。

国は同じでも歳が10違えばゼネレーションギャップを強く感じることは多い。


私は経済成長前の戦後復興の頃に生まれた。
大正生まれの父、昭和初期生まれの母の質素な暮らしの中で育てられた私の感覚に近いものを感じた。


おこがましいが人としての芯の部分が近いなと感じた。


好みや嗜好は勿論違う。
私はバブル景気に浮かれ、高価な物を当然のように身に着けた世代の人間だ。
この年になってようやく”シンプルに生きようよ”という世の風潮に成る程と思い、慣らされつつある自分を自覚している。


そんな私がウーさんにシンパシーを覚えるのは、幼少期の質素だが豊かだった食生活が根本にあるからではないかと思うのである。


あの時代、高給取りでなければ冷蔵庫は家に無かった。
当然、母は毎日市場に行き、その日に店のおやじが仕入れてきた新鮮な食材を買い、その日のうちに料理し家族に食べさせていた。

朝採れは当然のことだったのだ。
新鮮で野菜は匂いがきつかった。アクが強くて強烈だった。
料理はいつも醤油味で、魚の煮付けに、匂いのキツイほうれん草のお浸し、いりこの匂いが鼻に付く味噌汁。漬物。
お世辞にも美味しい食卓ではなかった。
しかし、新鮮な食材の匂いは確かに体が覚えている。



長らくトマトやキュウリに匂いが無くなっていることに気付かなかったが、近年になってあの独特の匂をかぎ懐かしく嬉しくなった。



この本には、シンプルで美味しい料理がたくさん紹介されている。

中華料理が苦手だったが、これなら作れるぞと思う物が多くある。というより、これは私作ってるよという物が多い。

基本的な考えが近いので、行き着く先が一緒になるという感じ。

ウーさんおすすめの太白ごま油は、数か月前に偶然発見し、これからは油はこれだ!! と思ったのだった。


中華料理のコツのようなもの、知らなかったことも多くあった。
回鍋肉とは肉を再び鍋に戻しいれるという意味があるそうで、豚肉は茹でておいて少しずつ使うのだそうです。


蒸し料理も中華の得意とするところ。
読むと成る程、美味しそう。と早速杉の蒸篭(セイロ)を注文した。


最後に
「人生で大事なことは健康でいること、笑うこと。おいしいものを食べること」と書かれている。


途中、体に聴いて献立するのです。とも仰っている。


そうですね。冷蔵庫に食材を詰め込んで、その中のどれを消費したら効率的かなと考えて選び出している。
そう!古くなってしまった傷みそうなものから使ってしまおうと。


身体が冷えに傾いているから、生姜を使った暖かいスープを作った方が良いな。とか便秘気味だからお芋を使った消化のよい物をというふには考えていない。



頭でっかちは食生活でも私の中で幅を利かせていたらしい。ほんとうに頭で生きてるダメ人間。

皮膚感覚を呼び覚まし、磨かなきゃいけませんね。それが幸せに生きる基本ですね。




読んでいて、”地頭イイ人”だなと思った。


地頭良いの定義は、考察力や判断力などに優れ、自ら考え抜く能力を持っている人のこと。

となっているが、”考え抜く能力”というのでは言葉不足じゃないかと私は思っている。
考え抜く土台というか基礎の部分が日本刀のように鍛えられていてぶれない芯をもつ人のことじゃないかと、そこに考え抜く力が備わるのではないかと思うのだが・・・。





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主婦として反省する点が多いと思わされた本だった。





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2022年07月21日

好きな音楽ジャンルがロックだった

70年近く生きてきて、この年になって気付くなんてΣ(・ω・ノ)ノ!

5月に読んだ「夜明けのすべて」(瀬尾まいこ著)の文中に登場した『クイーン』

知ってはいたのだ、Amazonプライムビデオで人気だったので少し見て、台詞が好みじゃなかった。
それで最後まで見なかった。


本を読んで音楽が良いんだと再認識してAmazon-musicの方で聞いて、嵌まりました。


このリズム!!

矢沢永吉も好きなのよと今更ながら思い出した。

ただ、熱狂的なファンにはなれないタイプなのよね私。
恥ずかしながら隠れファンっぽい。あせあせ(飛び散る汗)


今月中旬まで書道の県展作品作成に没頭していた。

どうも思うように書けない。ベターとしている。切れがない。強弱のメリハリが上手くない。


運動神経が無いから機敏なセンスがないのか。体力ないからダメなのか。


そんな時にクイーンの音楽に出会った。



そうそう!このリズムと哀愁。


少し気分が上がったぞ。リズムを体内に。




だが、そう容易くいくはずもなく。

これが今の実力だ。仕方ない。気分を切り替えて立ち直って来年だ!!!(笑)





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posted by win-manma at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らし

2022年07月17日

高脂血症、高いままではダメですか

高脂血症と言われたのが2005年
高脂血症とは中性脂肪やコレステロールなどの脂質代謝に異常をきたした状態

中性脂肪は一応基準値をギリギリのところを出たり入ったり、
高血圧ではない、俗に言う悪玉コレステロール値だけが高い。180前後。

先日橋本病の定期検診に行くと先生が、
LDLコレステロール高いままだね運動していますか?

(私)いえ、運動はできていません。

(先生)玉子など食べていませんか?

(私)食べいません!((^^))

(先生)コレステロール下げる薬・・・。あー昔飲んで合わなかったんだったね。
そろそろやばいよあせあせ(飛び散る汗)
血管年齢調べようか。時間ある?

ということで血圧測定型の測定をしてもらった結果。

なんということでしょうΣ(・□・;)

血管年齢79歳

実年齢より10歳も老けている。
4年前より大幅に後退していた。

(先生)こりゃ血栓あるね。小倉の記念病院で検査してもらった方がよさそうだよ。
記念病院は心臓で有名だからねいい機械持ってるんだよ。

あそこなら新薬が使える、注射型の新薬で月に一回打ってもらうことになる。etc・・・。

(私)それ、高そうですね。あせあせ(飛び散る汗)

(先生)そうだね、えーと保険適用で、14万? 高いね あせあせ(飛び散る汗) いやいや待ってよ一桁多い。たぶん14000円みたいだよ。



即断はできなかった。(-"-)


記念病院での検査や処置は全身3DCTで血栓を探しだし、血栓部分を広げる手術を行うらしい。

こりゃ大ごとじゃないか(-_-メ)
そんなことしなくていいよ。と思ってしまう。


脳梗塞なり心筋梗塞なりで死ぬなら、寿命でしょうよ。


弟は夜寝ている間に逝ってしまった。
寝ているままの安らかな顔をしていた。
父の古い友人で家族ぐるみで親しくして頂いていた小父さんは、お昼寝している間にすやすやと逝っていた。

理想的な死に方だと夫とも話していた。

しかし、死に損なったら悲惨だ。
後遺症が現れ、惨めな姿になり、みんなに迷惑を掛ける。
それが怖い。



食事には相当気を付けている。あとは運動だというが、これが難しい。(..)



さてさて、どうしたものか。。。。。。




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posted by win-manma at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らし