@れんげ荘 、A働かないの 、 Bネコと昼寝 、 C散歩するネコ 、Dおたがいさま 、Eおネコさま御一行
最初の三冊くらいまではうんうん成る程(*・ω・)(*-ω-)と共感やら同情やらで面白く読ませていただいた。
だが、連載も回が重なるとネタ切れになるのか段々キャラクターが色褪せるてきて惹きつける魅力がないんじゃない?と思えてきた。
読み手としては熱が醒めてしまうという体験をしてしまった。
Eのおネコさま御一行に至っては唯々ネコが好きで堪らないという話に終始していて、軋轢のあった母親が亡くなったことで、行き難かった実家に行けるようになったことを喜び、母親を思い出しては気分を悪くする様子に至ると、読んでいて損をした気になった。
図書館で借りた本なのでお金の損はしていないのだが、スッキリしない気分になり、主人公の嫌いなものや事から逃げるような生き方に歯痒さを感じた。
お友達が主人公のお母さんのことを理解して主人公を諭す数行の場面がある。
それが大人の配慮であり思いやりや優しさだろうと思うのだが、主人公はその境地に至らない。
子が親から離れ、親を超える時、親も若かったし思考も幼稚だったんだなと分かる日が来る。
そういう時代だったね。経験が乏しかったよね。と思える日が来る。
そして、親を愛おしむ感情が生まれる。
至らない人ではあったけれど、腹の立つこともたくさんあったけど、それなりに一生懸命に育てたんだよね。ありがとう。と。
好きか嫌いかで生きているような中途半端な人を描いてどうするんだろう。
ネコに嵌まるのは構わないし、ネコに嵌まろうがスターに嵌まろうがその人の趣味だ。それが主体の小説なのかい?
群ようこってこの程度の物書きさんなのかい?と思ってしまった。
社会の汚さ理不尽さに嫌気がさして逃げ出した、逃げただけというのはちょっと面白みがなさすぎないか?
今風の清貧を書いてるの?と最初は思ったのだが、その域には達していないよなぁ・・・

さてさて次回はどうなるんだろう。
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