2022年08月27日

備忘録「れんげ荘」群ようこ著

前回の"あらま!まるでオラウータン"でちょっと触れた群ようこさんの「れんげ荘」

@れんげ荘 、A働かないの 、 Bネコと昼寝 、 C散歩するネコ 、Dおたがいさま 、Eおネコさま御一行

最初の三冊くらいまではうんうん成る程(*・ω・)(*-ω-)と共感やら同情やらで面白く読ませていただいた。

だが、連載も回が重なるとネタ切れになるのか段々キャラクターが色褪せるてきて惹きつける魅力がないんじゃない?と思えてきた。
読み手としては熱が醒めてしまうという体験をしてしまった。


Eのおネコさま御一行に至っては唯々ネコが好きで堪らないという話に終始していて、軋轢のあった母親が亡くなったことで、行き難かった実家に行けるようになったことを喜び、母親を思い出しては気分を悪くする様子に至ると、読んでいて損をした気になった。
図書館で借りた本なのでお金の損はしていないのだが、スッキリしない気分になり、主人公の嫌いなものや事から逃げるような生き方に歯痒さを感じた。

お友達が主人公のお母さんのことを理解して主人公を諭す数行の場面がある。
それが大人の配慮であり思いやりや優しさだろうと思うのだが、主人公はその境地に至らない。

子が親から離れ、親を超える時、親も若かったし思考も幼稚だったんだなと分かる日が来る。
そういう時代だったね。経験が乏しかったよね。と思える日が来る。
そして、親を愛おしむ感情が生まれる。
至らない人ではあったけれど、腹の立つこともたくさんあったけど、それなりに一生懸命に育てたんだよね。ありがとう。と。


好きか嫌いかで生きているような中途半端な人を描いてどうするんだろう。


ネコに嵌まるのは構わないし、ネコに嵌まろうがスターに嵌まろうがその人の趣味だ。それが主体の小説なのかい?
群ようこってこの程度の物書きさんなのかい?と思ってしまった。


社会の汚さ理不尽さに嫌気がさして逃げ出した、逃げただけというのはちょっと面白みがなさすぎないか?
今風の清貧を書いてるの?と最初は思ったのだが、その域には達していないよなぁ・・・あせあせ(飛び散る汗)


さてさて次回はどうなるんだろう。




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posted by win-manma at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らし

2022年08月18日

あらま!まるでオラウータン

近頃、年のせいか髪質が変わってしまって髪型が決まらなくなった。

行きつけの美容院の美容師さんも手を焼いている様子。

程よい大きさのウェーブだったのが変なくねくねになってしまっている。
襟足付近のくねくねが特にねと美容師さんが説明してくれた。


髪型で容姿をかなりアップできていたのに涙ぽろり


今、群ようこさんの「れんげ荘シリーズ」を読んでいる。

大手広告代理店の第一線で働いていた中年の女性が、会社の人間関係や理不尽な会社の歯車としての辛さ、母親との確執に耐えかねて一念発起。

思い切って会社を辞め。
月3万円のボロアパートで独り暮らしを始める。

貯金を取り崩しながら月々10万円の生活費で質素だけど心豊かな日々をおくるというもの。


質素だけど食材は良い物を選び、図書館の本を読み、梅雨の湿気に悩み、夏の暑さと蚊に悩まされ、冬の寒さに耐え忍んで暮らしていても病気をすることもなく、心穏やかな暮らしに満足している生活。

その中で着る物についての記述があった。
お隣さんは白髪の似合う格好いい初老の女性、その人が着ている物がとても素敵で良いなと思っていたら、着れなくなった物はもう処分しなきゃねと仰る。まだ素敵なのにというと着てくれる?・・・


白髪の似合う素敵な女性!!

私も去年まではグレーヘヤーがイイ感じよね (*^^)vと、思っていたのだ。


それが、今年はどうもよろしくない。
白髪が増えてお洒落とは言い難い有様になっている。


「れんげ荘」のお二人さんも服装には気を付けているじゃないか。

ちゃんとブランドを意識していて着ている。もちろん洗濯しアイロンも掛かった清潔なものであることは言うまでもない。老眼で染みを見落としてはいけないと老眼鏡を新調していた。


歳をとっても着る物に気を付けることは大切なんだなと今更ながら考えさせられた。
私のこのWどうでもいい感Wは高齢者の厚かましさであり怠慢なんだわ。

こんなおばあさんになっちゃったから誰も見てないわ。
昔は身長が高くて目立つ人だったから、オシャレには相当にお金を掛けていたけれど、今では時々背が高いねと言われても若い人の中に入れば決して高い方ではない。
人の波に紛れるようになったことをいいことにズボラになっていた。


そんな反省をして鏡を見ると、なんとも情けない姿が写っていた。

外出しない昼間でもせめて身だしなみ程度に日焼け止めの白を顔に塗り、眉を書き添えるくらいのことはしなきゃダメよね。

あーこの髪もなんとかしなきゃ。

そこで白髪染めを思い立った。

何年ぶりだろう、5年?

グリーンノートヘナは白髪のみが染まるのでメッシュになる。
少々明るくてもオシャレになるので気に入っていた。


思い切って明るい色にした。(*^-^*)



失敗だった。あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)


当時と比べて白髪の量が思った以上に増えていた。

特におでこの生え際、富士額の裾野が真っ赤になっている。


あちゃ〜失敗

こりゃオラウータンだわ。(';')

オラウータンならお目目まん丸で可愛いけど、奥二重の線も消えて小さくなったお目目のオラウータン。


これじゃ外に出れない。がく〜(落胆した顔)



仕方ない。二度染めにしよう。

濃い色を上に掛けるとイイ具合に染まるらしい。



翌日届いた濃いめのヘナでやってみた。


なかなかイイ感じに染まった。


世間の目を気にしなくてももういいじゃないのと思っていたけれど、綺麗な老人になるのを諦めちゃいけないんだ。
あらステキねと言ってもらえる思ってもらえる老女になることを諦めたら、どんどん汚くなっていってしまう。それが年を取るということなのかもしれない。



肝に銘じよう。




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posted by win-manma at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らし

2022年08月11日

布巾

前回の「本当に大事なことはほんの少し」で紹介されていた飛鳥ふきん(3枚組)\1,490が気になった。

布巾は主婦歴40年にもなるとそれはそれは色々試してきた。
蚊帳布巾は母が使っていたのだから相当昔から一般に普及しており、これに勝るものはないと思っていたのだが、化学繊維の吸水力も捨てたもんじゃないぞ!
しかも耐久性に優れているじゃないか、スコッチの布巾やマイクロファイバーやげきおち君、、、etcと渡り歩いた。

いかんせん蚊帳布巾は直ぐにヘタってボロボロになる。数ヶ月経つと糸が切れて染みだらけになり台所の汚さを一身に纏っています状態になる。

ダイニングテーブルで半紙に習字などすると墨が飛んでいたりする。たちまちテーブル拭きは墨を吸い取って洗っても漂泊しても落ちてはくれない。見るも無残な布巾になってしまう。


そこで先日「スコッティ ファイン 洗って使えるペーパータオル 12 x 12 x 27.5 cm \382」というのを買ってみた。
これなかなか優秀。数回洗っても原型を留めている。これなら落ちないシミがついたら惜しげなく捨てられる。が、しかし段々物足りなさ頼りなさがどうも心に引っ掛かって気持ちがスカッとしない。


そうか、布巾で清める行為というのは心がスカッとしなきゃいけなかったのだと気付いた。



そこで、ウーさんお勧めの飛鳥蚊帳布巾を検索してみた。

3枚・約1500円かあせあせ(飛び散る汗) 少し高くなっている。


他にも蚊帳布巾はいろいろある。色柄の可愛い蚊帳布巾を頂いたこともある。縁に色が着いたものも多い。どれも小さいし柄があると少々汚れても目立たないと油断すると段々色が変わり汚くなっていった。


飛鳥蚊帳布巾は真っ白。


同じようにどれがいいの?と思った人のブログを見つけた。(*'▽')
「蚊帳布巾徹底比較 飛鳥ふきんvs吉岡商店ふきん」

軍配は・・・
飛鳥ふきんは丁寧な職人仕事が感じられたそうだ。
吉岡商店は飛鳥ふきんほどの拘りは感じられなかったがクオリティーはそれほど変わらなかったと書いておられる。


飛鳥ふきん1490円、吉岡商店ふきん1000円 どちらも3枚入り。

大きさ厚みもほとんど変わらない。

縫製が丁寧で目の細かさは飛鳥ふきん。


しかし、この値段の差は大きい。!(^^)!


吉岡商店ふきんを買ってみた。

「さちことお茶しない?」のさちこ1977さん徹底した検証ありがとうございます。


ふきんを使うことが嬉しくなる この感覚。

真っ白に拘りたくなるこの清々しさ。


70歳を目前にして味わう、洗い清めるという主婦の幸せ感。




なんだか今まで私はとても損をしていたようだ。





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posted by win-manma at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らし