どこかのお店が流しているのかと思いったら、中年のストリートミュージシャンでした。
大人の色気のある優しい音を出すサックス奏者でした。

実力はあっても儘ならない現実をみた気しました。CDを買いました。 同情とかではありません。 我が家居酒屋に合う音楽だと思ったんです。

ロウソクを燈して 静かに酒ロックを飲もうと思います。

今、道州制の審議が進んでいます。
東京にお金も文化も人も集中する社会のシステムを変え、県を5〜6個まとめて州を作り、産業や地域性を活かした新しい社会を作っていこうという試みだと聞いています。
ウィキペディアによると
外交と軍事以外の権限を全て国家から地方に委譲し、対等な道州同士の緩やかな連合によって国に対し低い地方の地位を押し上げるという案
読売新聞 - 2008年3月24日
中間報告では、「中央集権体制が日本を衰退させている」と分析、各地域が繁栄の拠点として活力を回復できる新しい体制整備が必要だとした。中央政府の権限を限定し、地域で生活や地域振興を独自決定できるよう「地域主権型道州制」への転換により、道州間の「善政競争」が促進され、日本全体に活気がよみがえるとしている。
10年後の実現を目指しているようです。
10年、それから始動し始め軌道に乗るのに5年〜10年 その間に地方はもっと衰退するんでしょうね。
道州制が上手くいったとして、その恩恵を受けるのは今の小学生低学年以下の子供が就職する頃です。
その子たちは東京に行かなくても志を持ち良い仕事に就くことができるようになると信じたいです。
しかし、小学生以上の子供達は地方から東京に冨と文化・知性が集中する時代を生きなければならず。親はその状況の中で子育てをしなければなりません。
教育(全国的な偏差値70前後)には大変なお金が掛かります。
貧乏であれば教育費に多くのお金は掛けられません。
このような現実を東京の人達は知りません。
知りたいとも思いません。 自分らには関係ない

地方の人も東京の人がいくら儲かっていても、自分には関係ないと思うのと同じですよね。
でも
それは社会構造としては、おかしいんです。
話は横に反れますが・・・
asahi.com に「 法科大学院の志願者激減 新司法試験の合格率懸念? 」というニュースがありました。
そもそも法科大学院の志願者が1校に4000人5000人というのがおかしい

H19年法科大学院合格者数9877人だそうです。
新司法試験の合格者数は07年にやっと2000人位です。
7877人の学生は翌年を目指すとすれば1万数千人の学生が新司法試験に集中する事になります。
親は、子供が全国レベルで1000番位にいなければ法科大学院に行かせるのを考えた直した方がいいということになります。
これは、法科大学院制度が始まった当初から分かっていた数字です。
国の方針に踊らされる事はよくあること。

国の方針でも おかしいぞ と思い。ちゃんと自分で判断しないといけないんだと思います。
道州制も即効性のある切札ではなさそうです。
東京に集中する 人、物、お金 の流れを変える手立ては、地方自身が考えなければならないんですよね。
