と御思いでしょうが。
すみません、もう少しお許しください。<(_ _)>
只今、国家公務員試験の真っ最中なんです。

実は、わが子が国T受験であたふたしていた時、情報が無くてとても困ったんです。
2チャンネルのガセネタを信じてる人もいて、とても気の毒になったこともありました。
それで、多少なりとも参考になればと思って書いています。
東大や京大、慶応、早稲田にはちゃんとしたサポート体制があります。
先輩も多く各省庁にいらっしゃいますから情報が入手しやすい。
地方には東京の声が届かないのが実情です。

東京から戻り、来年に向けて新たな一歩が始まりました。
大学院入学への準備や勉強の始まりです。
そこで、鬼母から子供に対する新たなるミッション。
1. 2年で終了する大学院課程を1年で終らせなさい。

2. 優秀な成績で終了しなさい。
3. 国Tの受験者、合格者、志願者を集めたサークルを作りなさい。
子供が在籍していた大学は飛び級が許されているんです。ならば飛び級で卒業できる。(単位数と成績しだいです)
「あんたなら出来る

「分かった

ここで了解する子供に母もビックリ ヾ(^-^;)
なんと楽しい、面白い子なんでしょう。
なぜ、大学院卒業にこだわったか・・・給料が違います。

もし、又採用にならない時、フリーターではあまりに不利です。
一旦大学を出てしまうと、単なるフリーターです。
中途採用になるんです。

せっかくの挫折です。
ただで起き上がるのは勿体無い。
自宅で来年を待つより、スキルUPのチャンスを貰ったも同然。

“転んでもただでは起きない” の見本みたいでしょう。?
実現すればの話です。
母はそのための協力は惜しみません。
子供は1年で修士課程を修了することに専念しました。
母は官庁訪問の2週間でどのようなバトルが繰り返されているかの情報収集。
少ない体験談のブログを読みあさりました。
中には10年近く書き続けている人もいました。
(その方、今本省の課長補佐です。)
その次に、各省庁が行っている仕事の内容を調べます。
その次に、各省庁が持っている課題をリストアップします。
その課題の進展状況を新聞や広報から取得します。
そして、家族や仲間と議論してその課題について自分なりの意見や考えをはっきりと言えるまでに煮詰めます。
課題を我が事として考える事が大切です。
新聞・雑誌、テレビの出演者の意見や批判ではない、自分の視点が大切です。
国を批判するのはジャーナリストや批評家たちの仕事なんですね。
自分に考察力を付け、それを言葉にするために、大学にはこの手のサークルが必要なんです。
官庁訪問は一種のお見合いみたいです。

最初の3日間は各省庁を巡って第一印象でお互いの相性を探ります。
相性がよさそうならば4日目以降に来てくださいと言われます。来て下さいと言われなければ振られたことになります。
1日目午前中にその省庁を選んだということは、第一志望だということが相手に伝わります。
4日目以降に訪問する順番が食わせ物です。
優秀な人材を確保するのが各省庁の今後の行く末に繋がるのですから、あちらも必死です。
この時期、各省庁の人事課の人達はほとんど寝ていないようです。

毎日、夜11時位まで、面接があるんです。それから、当然会議ですよ。
子供は何日目かに、○○○○省で
「今、ここで心を決めてくれ


と言われたと夜10時頃電話をしてきました。
manma・・・「エェー」一瞬声を失いました。
お父さん・・・「そこまで言われて引き下がったら男(?)が廃る !」
「決めなさい

しかし
人によってはその気にさせて、ぎりぎりまで引き留めておいて
「やはり、ご縁が無かったようです」
とポイッされることも多いんです。


後半途中に、お偉い方が「ありゃ、駄目だよ」と言えばお仕舞なんでしょうね。
サバイバルと言う所以です。
だから、最後の最後まで気をぬくことは出来ません。
でも
中には最終決定して、祝賀会に出た後
本命(日程が違う省庁)から採用決定がきて、祝賀会をしてくれた省庁に「ご縁がありませんでした」と言ったつわものもいました。
わが子は無事、男(?)を廃らせる事なく採用決定となりました。
そして、
作ったサークルを後輩に託し、修士課程を全て優で卒業する事が出来ました。
忙しい一年でした。
(おわり)

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