2008年06月15日

タオ(道)

老子・荘子100選という本を図書館で借りました。



老子については以前から興味がありました。



2500年前の中国の哲学者・思想家です。




漢文は難しくて到底読めません。簡単に読めるならありがたいわーい(嬉しい顔)





結果は失望でした。









『タオ(道)』の思想の表面や言葉尻を安直に捉え
現代の社会現象に擂り合わせているとmanmaは感じてしまいました。






例えば
「偉大な事を成し遂げても、けっして威張らないで謙虚であればこそ、親しまれ尊敬されるリーダーとなるのである。〜〜「誇らず」に謙虚である事は、実は前進への秘訣である。」



これでは、『タオ(道)』は親しまれ尊敬される為の方法論なってしまうではありませんか がく〜(落胆した顔)






『タオ(道)』は宇宙観から始まるものだと思い興味を持ったんです。





5000字ほどの文章から多くを学び取る事は難しいでしょう。
でも欧米では『タオ(道)』を

老子は社会意識を超えた宇宙意識、社会への意識だけに
とらわれない、社会を囲む大自然への意識、
大自然さえ生み出した大きな宇宙についての意識から
人間を見る・・・

という風に捉えているそうです。




加島祥造さんのタオでは

それは、いかなる権威や世間の通念にもとらわれず、
自然とバランスを取りながら生きることを第一とし、
自分の「内面の自由」を重んじた、"こころの哲学"。

と言われています。





先日の通り魔、それに通じる思考の人達に知らせてやりたい哲学です。





今は競争社会の中で、勝ち組負け組なんて言って白黒付けたがります。でも、

そんな薄っぺらな表面だけをみた価値観とは全然違う価値観(思想)があることを多くの人が知らない・・・。



勝つ事を目的にしても心の平和は得られない。



勝ったからといって嬉しがるのは優越感を得るため?



優越感に浸って生きてゆく?



社会はそんなに甘くは無いはずです。





常に他と比べながら生きる事の虚しさ。

そこに気付いてほしいんです・・・



子供は勝ち組と称されるところに今はいます。



しかし、manmaは完全に負け組みの人です。



だから、『タオ(道)』の思想・哲学に共感したのかも知れません。





子供を育てるにあたって、他人にライバル意識を持った事はありません。



テスト問題を見て、「誰々くんは何点だったの」とよく聞きました。



それは、子供の理解度と教師の授業の質を計る為です。



「90点だった」と答えたとしても、次に「負けたね」とか「勝ったね」等と言ったことはありません。



それは子供が持つ感情であって、決して親が持ってはならない感情です。




一言でも親の口から競争を煽るような言葉が発せられた時。

子供の勉強が、親の競争心を満足させる為の点取り合戦になってしまうからです。




その間違った親の競争意識が子供を間違った方向に向かわせてしまっている。



それに気付いて勉強を放棄した子は賢いとも言えます。

ですが、勉学の道が閉ざされたことで将来への方向も全く違ったものになってしまうわけです。



でも、それは挫折ではなく、新しい道を開拓する一歩だと祝うべきことなんですよね。



しかし、親の価値観で育った子はそれに気付かないで負け組みだと悲観する。



不幸の連鎖ですね。















哲学が入ると難しくなりますね。ふらふら






要は、もう競争意識いい加減に止めましょう わーい(嬉しい顔)





他人は他人、自分は自分、もっと自分をちゃんと見つめて自分にはどんな生き方があっているのか、ちゃんと考えましょうよ。





自分の生きるスピードや呼吸のリズム、体内時計や気の流れ、どんな空気に爽快感を持つのか掴んでみましょうよ。


そのための方法として大自然に抱かれて大自然の呼吸に耳を澄ませてみるといいよと『タオ(道)』は教えているみたいですよ。




確固たる自分を掴むことから社会や人に振り回されない、一時的に振り回されたとしても、軌道修正が自分で出来る人になるんじゃないでしょうか。わーい(嬉しい顔)





自分はどんな人なんだろう、どんな事を喜ぶんだろう悲しむんだろう、どんな事に憤るんだろう、どんな状況の時に安心感がもてるんだろう不安になるんだろう。

自分のことなのに案外知らないかもしれませね。







manma特有の生意気で独りよがりな『タオ(道)』の捉え方かもしれませんが、人生とは己を知る事から己を制する事へと繋がり、社会へと繋がっていくように思います。



生意気言ってすみません。<(_ _)>

posted by win-manma at 17:12| Comment(0) | 社会
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