その頃はサラリーマンだったのでmanmaはあまり気にしていませんでした。

manmaとお父さんは7歳違います。
manmaは年が近いとなんだか弟のような感覚で話しちゃうんです。それでこの年の差。
manmaは長女で第一子で、4月初旬生まれ家でも学校でもお姉ちゃんなんです。
親が総領娘というふうに厳格に躾けたため、
“しっかりしなくちゃいけな”いという概念が骨の芯まで叩き込まれてしまったんですね。
幼稚園の頃から健気なお姉ちゃんでした。

だから、結婚するなら頼れる男性がいいと思ったんです。
ずーとそれを絶対条件に選んでいました。σ(゚・゚*)
そのつもりで7歳も年上のお父さんと結婚したんですが・・・
骨の芯までシッカリしなきゃと思うように生まれついた性か・・・
今じゃ、お父さんにまで頼られているというか、
我が意を通すmanmaにお父さんが折れてしまったのか

孤独を噛み締める今日この頃です。ヾ(_ _。)
で、ジェネレーションギャップ。
「50才代でも耳が遠くなるんだぁ」と
お父さんの難聴をmanmaは単純に受け入れてしまったんです。
しかし、あの時病院へ行くべきでした。
年々酷くなり、
仕事に支障をきたすほどになっていることを、一緒に仕事をするようになって知りました。
しかし、
本人はそれを認めようとしません。
聞こえ難いだけだと言いはります。
事務員さんが「電話ですよ」と意っても聞こえていません。
一緒に仕事を始めた男性がその様子を見て、馬鹿にした様子で笑っているのをmanmaは見てしまいました。
聞こえない事をいいことに、馬鹿にした目を事務員さんに向けます。
こうやってお父さんは頑なになっていったんだと思いました。
早速、補聴器センターに行きました。
調べてもらうと、「かなり進行していますね。」と言われました。
しかし、本人はそれでも軽症だと言い張ります。
補聴器センターの人に聞くと
「難聴を認めない方多いですよ」
「傷付きますから言わないほうがいいですよ」と言われました。
馬鹿にされると思ようです。
manmaは幼児期から目が悪く、コンタクト無では支障をきたします。が、馬鹿にされるという風には思いません。
もし、目が見え難いことを馬鹿にする人がいたとしても、反対にその人を軽蔑するだけです。
人を馬鹿にして楽しむような根性が曲がった人いうか、下劣な人というのは
人のハンディを馬鹿にするんですね。
常にではなく、時々そんな態度をするんです。
そして時折親切に親しげな態度を示す。
しかし、数年に渡って馬鹿にした眼差しを時々向けられたら、少しずつ傷付きます。
manmaがそれを指摘すると、
お父さんはあいつは冗談が時々過ぎる奴だというんです。悪い奴じゃないと思っていると・・・
それで、奮発してオーダーメイドの補聴器を買うことにしました。
耳の穴の型を取り、その形状に合わせて奥の方に挿入するタイプです。
あの頃は、まだ経済的ゆとりが多少あったんですね。

今じゃとても買えません。

その補聴器を・・・

お父さんが作業ズボンのポケットに入れたままついうっかり洗濯籠へ・・・
manmaはそんな事とは露知らず
汗まみれになった作業ズボンを摘む様にして洗濯へ ポィ・・・
洗濯が終わり取出して、
何

タバコの灰を入れるケースかと思い他の洗濯物がバッチクなったと怒っていたんです。
しかし、
出てきたケースの中身は灰ではなく 補聴器

「ギャー」
「ナニシテクレタノヨー」

お父さん・・・・
「・・・・・・・」 頭の中が真っ白状態
「もう、駄目やろうね

manmaはもう何にもいえません。
manma以上に落ち込む姿を見ては可哀想で・・・
しかし、 manmaです。(*'-'*)エヘン
諦めません。
netで調べます。
ありました。

検索・・・
「補聴器 水没」 で検索すると
● トイレにボトン というのがありました。
汚水に手を突っ込み取出して、乾燥容器に入れて補聴器センターに持ち込み、強力乾燥してもらって 復活。
これを見てピンと来ました。
見れば洗濯した補聴器の容器は内側にゴムが貼ってあります。
もしかしたら・・・

的中しました。

補聴器センターの人もまさかと思ったようですが、見事に元通り。
もしかしたら、油が取れて聞こえやすくなったかもしれません。
manmaには分かりませんが。



