同年代の女性達共通の愚痴が、娘・息子家族の接待疲れ。
孫は可愛くても、身体は正直。
子供家族が帰ると途端に熱を出してしまうと、皆さん口を揃える。
娘や息子が相手なら文句の一つも言えるが、
嫁さんや婿さんが来ると文句も言えず、喜ばそうとサービスに努めるらしい。
そして嵐の去った後の抜け殻は、起き上がれないほどに疲れ果てているという。
私も今回は熱を出した。
東京に手伝いに行っていて帰る前日に胃腸の調子が狂い、どうも熱っぽい。
大丈夫?帰れる?羽田まで送ろうか?と、心配してくれるが、家に帰るのが先決だと多少ふらつきながら飛行機に乗り込む。
空港に迎えに来てくれている夫に調子が悪いから早く帰ろうと促す。
そして、髪も洗わず湯ぶねで身体を温め、一日シッカリ睡眠をとり、消化のよいものを食べていたら直ぐに治った。
やはり疲れだったらしい。
こんな調子の一年で、習字をなおざりにしていたら、昇段試験で後輩さんに先を越されてしまった。
練習嫌いでまじめに取り組まなかったからだと反省したが、指の腱鞘炎で筆をシッカリ持てなくなっていたためでもある。何とかしなくちゃ!!
秋の文化祭に出品作を書いたが全くもって不本意な字に出来上がった。
今月末に次の昇段試験が控えている。
今回は条幅、掛け軸の大きさの物を出品しなければならない。
嬉しいことにお灸の効果か、腱鞘炎が消えた。
シッカリ筆を持って書くことが出来るようになった。
シッカリ持つと下手なりにも思うように筆が動く。
気持ちの力が筆に伝わらなければ勢いの在る書にならない。
ようやく許せる程度の自分の字が書けるようになってきた。
この一年、何をサボっていたのだろう。
書けなかった。書けないことに焦っていた。挑戦したいという意欲が湧かなくなっていた。
やはりこれはスランプというものだったのだろうか。
一丁前にスランプ?と、古くからの友人が笑う。
不調を笑い飛ばしてくれる、友人とはありがたいものだ。(;´▽`)
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