2016年11月26日

奥様

先日デパートの送迎バス乗場で係りの男性に
「“奥様”は、こちらでお待ちください」と友人達とちょっと離れた列に誘導された。



最近、奥様と言われることが多くなったような気がする。

奥様と敬われて悪い気はしないが、50代の頃には言われなかったよなぁと思う。

老齢に差し掛かると使われ始めるのか?と疑う。(笑)

そうか見た目も年寄りに近付いているのかと自覚せざるを得ない。


その日は久しぶりの古い友人達とのランチだった。
それぞれ親を看取り、介護ネタが消え、自身の健康の不安と子供の結婚や出産になった。

一人が髪が薄くなったわどうしようという。
成るがままを受け止め、逆らわずに老いを受け入れようと思うと言っていた。
ウィッグは気分が変わってオシャレを楽しむ気になるらしいが、良いものは15万円以上するものもあり、それだとグッと女っぷりが上がるらしい。(;´▽``)

しかし、今更女っぷりを上げてもせん無い気もする。
いつもかつも着けていなきゃならないのは億劫だとも言っていた。
分からないでもない。
だが、髪がぺしゃんこだとグッと老ける。
私は髪が細く天然のパーマが効いているので誤魔化せているが、
寝る時に天辺だけカーラーで巻いたり、ワックスで適当に流したりして案外気にして整えている。

ネット販売などしていると宅急便のドライバーさんと多少親しくなる。
休日にお化粧もしないでズボラをしているところにいつものお兄さんがその日はお届け物を配達に来た。
シマッタ!と思ったが待たせて化粧をする訳にもいかずメガネで誤魔化したつもりで玄関に行くと、
いつもは冗談の一つも言ってくれるお兄さんがなるべく私を見ないようにしてそそくさと帰って行った。

あー、もうスッピンで出ちゃ失礼だわと深く反省した。

シミが増え、髪が薄くなり、顔の色がワントーン暗くなる。
足腰が弱り、姿勢が悪くなり、物覚えも悪くなる。
ユーモアのセンスも磨り減り、心晴れやかとはなりづらい。

だからこそ、下手に老いないように心掛けなくてはならないのだと思う。
身仕舞いにはその人の人柄が表れる。
だらしなく暮らしていてはキリリとした清清しさはその身に添ってはくれない。
髪を整え、顔も見苦しく無いように整え、身体に合った衣類を上品に着て、日々暮らすことの大切さを思うこの頃である。




posted by win-manma at 18:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らし
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