国や地方自治体が色々な給付を打ち出しているがマスコミは手ぬるいと言っている。
私も手ぬるいと思っている。
こんな給付を頼っていては生き抜けない事態になっているんじゃないかと感じている。
多くの人の収入の道が閉ざされようとしている。
人が動き、物やサービスを消費することでお金が世の中を循環し社会が動いている。
その流れが止まれば血流が止まったと同じでそこから社会は壊死していってしまうことになる。
1ヶ月の外出自粛と言っているが、1ヶ月人が動かなければ息の根を止められる店や人がどれだけいるだろう。
これが2ヶ月となり3ヶ月となれば・・・。
じっと事態を見ているだけでなんの手立ても打たなければ、貯えが底をつけばお仕舞ということになる。
何らかの収入の道を探らなければならない事態になっていると私は思う。
もし1ヶ月でコロナが収束したとして、はたして元の賑わいがすぐに戻るのか。
コロナショックは相当なダメージを社会に与えている。
このダメージが長引くことも予想される。
太平洋戦争で命がけの戦いを強いられ、戦後の焼け野が原を生き抜いた我が両親や祖父母達はどうやってその苦境を乗り越えてきたのだろうと考えてしまう。
あの時は食べるものが無く、食糧調達に苦労したと聞いている。貨幣価値が暴落してお金は用を足さなかった。検疫の目をくぐって田舎の農家に行き着物やお宝を米や野菜に変えたと母が言っていた。
今回のコロナではこれほどの混乱はない食料はスーパーに行けば有る。
だが、収入が絶たれれば店に食料があっても買えない。家賃が払えなければ、ローンが払えなければ住む家を失う。
そんな苦境に立たされている人がどのくらいいるのか国はつかんでいるのだろうか。
たぶんつかんでいないのだろう。だから去年の収入と比べて半分に落ち込んだ人に給付金を出してやるよとか言っているのだ。半分とか3分の1とか言ってる暇はないのだ。
今お金がない。だから店をたたむしかない。家を追い出されようとしている。
そんな人に給付金欲しいなら去年の収入の証明書を添えて現在の収入の証明書を添えて申請書を出せとか言えるのだ。役所仕事とはなんと社会の流れをつかんでいない組織なのかと腹立たしくなる。
四の五の言わずに今はすぐに出す。
不正に受け取った人にはあとで2倍にして返してもらうよと言えばいいじゃないか。
もらって助かったらあとでちゃんと書類出すのよの言えばいいじゃないか。
給付の対象に当てはまるか否か微妙な人は証拠をちゃんと取っておくこと、日計表、支出、収入をきちんと揃えていれば役所は考慮してくれて親身になってくれる。役所とはそういうところだ。
順番を変えるという発想すら浮かばない石頭を相手に相談してもラチは明かない。
そんなのを頼りにしてちゃ生き残れない。
店を閉めて余った時間や仕事を休んで大幅に収入減になったら何かをして稼がなきゃならない、ネットでは手作りマスクが1枚2000円で売られたりしている。テレビではデリバリー配達のバイトを始めたという人を紹介していた。
こりゃ長期戦になるぞと本格的に仕事替えを検討している人もいるだろう。
たくましく生き残る。
愚痴ってる暇はない。
今こそ『頑張ろう日本だ!』
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