2021年05月29日

備忘録 五郎治殿御始末 浅田次郎著

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幕末、江戸が滅び明治になる当時の武士それぞれの悲哀が描かれた物語。


大正生まれの父に武家の矜持を持てと自害の仕方まで躾けられて育った身には納得のいく内容の小説だった。
矜持とは 自信、自負、自尊といった「誇り」あるいは「プライド(pride)」の感情を意味する語。


今となっては滑稽ですらある武士の価値観に共感し涙ぐむ自分であることに嬉しささえ覚えた。

背筋を伸ばし、堅苦しい考え方をしてしまう自分に、ダメよダメダメもっと柔らかく優しくなれと反省する事ばかりの日々に、武家の精神性の美しいまでの潔さ切なさを呼び覚まされて、浅田次郎さん凄いわ!!と思う。

浅田次郎氏の本はこれが初めてだった。


「蒼穹の昴」をほんの少し覗いて捨て置いたことがあって、この人の本は苦手だと思っていた。

いやいや、上っ面だけの人気の物書きさんじゃなかったのだと思い知った。


改めて浅田次郎を堪能してみたいと思っている。




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posted by win-manma at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 備忘録
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