行きつけの美容院の美容師さんも手を焼いている様子。
程よい大きさのウェーブだったのが変なくねくねになってしまっている。
襟足付近のくねくねが特にねと美容師さんが説明してくれた。
髪型で容姿をかなりアップできていたのに

今、群ようこさんの「れんげ荘シリーズ」を読んでいる。
大手広告代理店の第一線で働いていた中年の女性が、会社の人間関係や理不尽な会社の歯車としての辛さ、母親との確執に耐えかねて一念発起。
思い切って会社を辞め。
月3万円のボロアパートで独り暮らしを始める。
貯金を取り崩しながら月々10万円の生活費で質素だけど心豊かな日々をおくるというもの。
質素だけど食材は良い物を選び、図書館の本を読み、梅雨の湿気に悩み、夏の暑さと蚊に悩まされ、冬の寒さに耐え忍んで暮らしていても病気をすることもなく、心穏やかな暮らしに満足している生活。
その中で着る物についての記述があった。
お隣さんは白髪の似合う格好いい初老の女性、その人が着ている物がとても素敵で良いなと思っていたら、着れなくなった物はもう処分しなきゃねと仰る。まだ素敵なのにというと着てくれる?・・・
白髪の似合う素敵な女性!!
私も去年まではグレーヘヤーがイイ感じよね (*^^)vと、思っていたのだ。
それが、今年はどうもよろしくない。
白髪が増えてお洒落とは言い難い有様になっている。
「れんげ荘」のお二人さんも服装には気を付けているじゃないか。
ちゃんとブランドを意識していて着ている。もちろん洗濯しアイロンも掛かった清潔なものであることは言うまでもない。老眼で染みを見落としてはいけないと老眼鏡を新調していた。
歳をとっても着る物に気を付けることは大切なんだなと今更ながら考えさせられた。
私のこのWどうでもいい感Wは高齢者の厚かましさであり怠慢なんだわ。
こんなおばあさんになっちゃったから誰も見てないわ。
昔は身長が高くて目立つ人だったから、オシャレには相当にお金を掛けていたけれど、今では時々背が高いねと言われても若い人の中に入れば決して高い方ではない。
人の波に紛れるようになったことをいいことにズボラになっていた。
そんな反省をして鏡を見ると、なんとも情けない姿が写っていた。
外出しない昼間でもせめて身だしなみ程度に日焼け止めの白を顔に塗り、眉を書き添えるくらいのことはしなきゃダメよね。
あーこの髪もなんとかしなきゃ。
そこで白髪染めを思い立った。
何年ぶりだろう、5年?
グリーンノートヘナは白髪のみが染まるのでメッシュになる。
少々明るくてもオシャレになるので気に入っていた。
思い切って明るい色にした。(*^-^*)
失敗だった。


当時と比べて白髪の量が思った以上に増えていた。
特におでこの生え際、富士額の裾野が真っ赤になっている。
あちゃ〜

こりゃオラウータンだわ。(';')
オラウータンならお目目まん丸で可愛いけど、奥二重の線も消えて小さくなったお目目のオラウータン。
これじゃ外に出れない。

仕方ない。二度染めにしよう。
濃い色を上に掛けるとイイ具合に染まるらしい。
翌日届いた濃いめのヘナでやってみた。
なかなかイイ感じに染まった。
世間の目を気にしなくてももういいじゃないのと思っていたけれど、綺麗な老人になるのを諦めちゃいけないんだ。
あらステキねと言ってもらえる思ってもらえる老女になることを諦めたら、どんどん汚くなっていってしまう。それが年を取るということなのかもしれない。
肝に銘じよう。
.