今回はリサイクルショップに雑多な物を持って行った。
ネットショップを運営していたので撮影用の道具類が多少有る。
作家物の陶器類、茶碗や陶人形を主に商ってきた。
3000円〜値の張るものは100000万円、芸術的な作品も多く撮影には心血を注いだ。
作品をただカメラで写せばいいというわけにはいかない。
一眼レフカメラで撮影し、特殊レンズ、三脚、ライト、等々揃えた。
作品を置く台、にも気を使った。
紫檀や黒檀の花台の上に載せると安っぽくならない。
麻のクロスの上に載せて撮影すると色が忠実に再現できた。
それらのうち数点をリサイクルショップに持って行った。
お宝を引取る質屋とは違い、リサイクルショップはほとんど値が付かない。
カメラに外付けするフラッシュに300円の値が付いた。
黒檀の花台は今時は需要がないので値が付きませんという。
結果を見て、担当者それぞれの得意分野というものがあり、それらには値を着けることができるがそれ以外の物は0円で引き取ります。ということで処理しているようだなと思った。
因みに黒檀の花台はメルカリで5000円前後で売買されている。
孫が来た時用のチャイルドシートは取り扱わないというので、別会社のハードオフに持って行ったら300円で引き取ってくれた。
綺麗なものであれば引取るが、基本ベビー・子供用品はシミやキズが付いているので要らないのだそうだ。
元々私は物に対する執着心が強い。
好きなものに囲まれて暮らしたいと思い、高価な物を買い集め嬉々として暮らしてきた。
しかし、もう使わない物ばかり。
もし、このまま死んだら残された者たちがきっと困る。
なるべくスッキリさせておくのが残された者たちへの心遣い礼儀だと思い始めた。
仕事をお終いにしたのだから気持ちを切り替えたいとも思ったのだった。
もうシンプルに暮らせればいい。
家で着る普段着、勿体ない着るかもしれないと10年以上前の物が沢山ある。
着れるけれど・・・と思いつつ(笑)テンションの上がらない物を大量に持っていても老け込むばかりだと何かに書いてあったことを思い出し思い切って数枚捨てた。

そうするうちに一枚一枚心に纏わりついていた澱(おり)の様なものが剝がれていくような心地になっている。
簡素に、スッキリシンプルに暮らすことにしよう。
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