今年は
面白い若者と遭遇しました。
上野の東京国立博物館
表慶舘 http://www.tnm.go.jp/jp/guide/map/hyokeikan.html
でおこなわれている「カルティエクリエイション」でのこと・・・
話は少し脱線しますが。
この美しい建物「表慶館」
設計はコンドルの弟子で迎賓館などでも有名な片山東熊。
まずはこの美しい建物に感嘆しました。
明治時代の凄さを感じましたね。
明治政府はこんなに立派な建築物を沢山作って、鉄道引いて、学校作って、製鉄産業や炭鉱を起こして、・・・
資金はどこにあったんだろう??
その頃、金や銀を沢山持っていたのか・・・??
それにしても、黒船から30〜40年ほどの間にヨーロッパの文化を吸収して実現化する爆発的エネルギーにびっくりです。
畳に着物に日本髪の文化を数百年培ってきた日本人が、初めて目にするヨーロッパセンスを瞬く間に取入れ吸収してしまう、これはやはり日本人独特の特技ですね。
戦後アメリカの音楽やファッションをいち早く吸収し、我が物にしたのに通じる資質かもしれません。
その風潮から察するところ、
日本人は保守的ではなく進歩的な民族なんでしょう。
でも・・・中にはそうではない人もいるようで。
「カルティエ」の爬虫類の宝飾品を見て、
「趣味悪いわね」と言い合ってるカップルがいました。
manmaはそのカップルをみて
スゴイ

カルティエのセンスをバッサリ斬ることの出来る、あなた達のセンスの良さを拝見したいと思っちゃいました。

進歩的なmanmaとしては、何はともあれ『ワー素敵』と、好いところを真っ先に見つけようとしてしまうんですもの

爬虫類や動物の宝飾品を美しく格調高く仕上げるのは難しいでしょう?
その爬虫類を題材に選び、威厳とリアルな生気を宿している作品は見事だと感心してしまうんですよ。
中には、この年代のカルティエ、格調が劣るわねと思う物もあったけど・・・
全体的にはそれはそれは美しかった。建物ともよく合ってたし

こんな風だからいつでも、どこでも楽しめちゃうんでしょうね。
で、表慶舘で出合った愉快な青年。
「」・・・青年
『』・・・manma達
「あのぅ、ちょっといいっすか ??」
『なぁに (ニコッ)』
「カルティエさんは おっさんすか ??」
『うん?、おっさんみたいだよ 』
(;´▽`A``
「へー」「いつ頃の人っすか ?」
『江戸時代末期からかな、親子で頑張ったみたい』
「カルティエはブランドっすか??」
『うん、ブランド

「へー、なんで色々知ってるんすか?」
『入り口に書いてあったよ』
「へー、俺字読むの苦手なんすよ。ヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ」
「こうゆうの見てスゲーとか思うんすけど」
『それでいいのよ

『知らないことは知ってる人に聞けばいいのよ

(manma達を見て)「二人は親子っすか?」
『そうよ (笑)』
「似てますね」「俺んちすぐそこなんすよ ここは散歩道なんで」
『いいわね (^-^)』『じゃ。またね』
愉快で素直なお兄ちゃんでした。楽しかったです。
それにしても青年は、どうして、どんなところから、カルティエさんが、おっさんだと感じたんでしょう

すごい感性ですよね。