不思議ですよね。運がいいと幸運の神様が大盤振る舞いをしてくれます。

宝くじに当たったり、絶世の美女に誘惑されたり、

しかし、それは不幸の入り口だったりしますね。(笑)
自分の身の丈に会わない破格の幸運は身の破滅でもあります。

信長が桶狭間で勝利したのは運が良かったのか?
あれこそが運も実力の見本のような気がします。
小さな国の放蕩息子(王)が、伸るか反るかの大勝負に出た。

しかし、彼は頭脳の限りを尽くして考え抜き、配下を総動員して奇襲に出た。
このシーン劇的、ドラマチックですよね。

気を奮い立たせ、鬼神のごとく桶狭間に駆け下りる。その一団のパワーは物凄いものだったと思います。
このとき運が信長に微笑むんですね。
天候(風)も味方し、今川義元の隙を突くチャンスもくれる。
正にこれが運を引き寄せるという見本のようなものです。

まぁ実際にそれを見た人は今はいないわけで、事実に歴史が色付けした感はぬぐえませんが、歴史が語り伝えたかったのはこの信長パワーだったのではないかと思います。
信長さんはこの戦いにおいて、現状分析をトコトンやっていますよね。自分の兵力相手の兵力、自分の兵の強み、相手の弱み、今川義元の癖、長所短所、etc。
そして、作戦を立て、正に命を投げ打って挑んでいます。
若さと勢いで運を呼び込んで突き進む姿格好イイです。

しかし、
世の中こんな人ばっかじゃありません。

こつこつゆっくり進む人のほうが多いんです。
そんな人々には運は気まぐれにやってきて、小さな幸せを時々与えて喜ぶ姿を見て微笑んでいる。
小さな幸せが続くことを願って又人々はこつこつ努力を重ねる。
人生は運と実力が相互に織り成しながら流れてゆきます。
実力だけがなんとか目に見えますが、自分のパワーがどんなものか、どんな色か、どのくらいの大きさなのか。
パワーに見合った選択も人生設計には必要かもしれません。
自分に合った幸せ。それが一番です。


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