どうもかつらを付けていらっしゃるように見えるのです。
真意の程は分かりませんが、
もし、そうだとしたら信頼感を損ねますよね。
人が受ける印象ってすごく敏感なものです。
かつらに偏見があるのは、そこに相手の心情・信条が見え隠れするからです。
敏感になるのは弱みを握ぎろう心理ではなく、相手を測る目安としてレーダーをフル稼働する人間の習性故ではないかと思います。
manmaの夫は結婚を期に薄くなり始め40代に突入するやグッと薄くなりました。
そのころ友人の夫さんも薄くなり、30代だった彼にとって問題は切実で当時80万円の大金をアデランスに注ぎかつらを作りました。
このコンプレックスは凄まじく、冗談半分で話題にしても真剣に怒って一週間は口も利けないほど落ち込むというものでした。

友人はそれほどまでに気にしているのなら仕方ないかと「かつら」を作ることに賛成したそうです。
その話をmanmaの夫は笑いながら聞いていましたが、「自己否定しているようで嫌だなぁ」と言って自分は「かつら」を着ける気など全くないようなので、manmaとしては嬉しく思った記憶があります。
そして、
それから10数年後、その友人の夫さんは「かつら」を脱ぐ決心をしたのだそうです。
チャンスは病気入院でした。
手術後に見舞いに来た会社の友人に見られてから・・・
今更隠しても可笑しいと思ったそうです。(笑)
それまでの彼の心の葛藤を思うと泣けてくるというか可笑しいというか・・・

子供が幼稚園の時のことです。
いつも仲良く子育てしていたママ友がある日(運動会の日)突然凄い美人に大変身していたんです。

いつもは眼鏡でスッピン、お化粧しても色黒で冴えません。
その日、
三人の小さい子を抱えておんぶに抱っこ状態でお洒落とは無縁の彼女が眼鏡を外し髪にリボンのカチューシャで応援席にいてmanma達に手を振ります。
manmaと一緒にいたママ友は「だれ???」
「もしかして U子ちゃんのママじゃない??」と言うと・・・
「ウッソー」という反応

manmaは思いました、
このギャップで医者であるあの夫をゲットしたな・・

manmaはこの時からこのママ友が大好きになりました。
人として奥行きを感じたんです。
多分彼女の夫さんも同じような魅力を彼女に感じたんだろうと思います。
見え見えなのに隠すというのは、なんとも悲しい笑いを誘いますね。
人としての弱さが見えるような気がしちゃいます。
それに引換え、カミングアウトした綾小路きみまろさんには開き直った強さを感じます。
カッコ良く見られたい気持ちはよーく分かります。
ましてや人気商売の政治家さん、一票の重みに見た目も大事とばかりにフケの一つにも気を付けるんででしょうね。
しかしです。
人は、「かつら」をつけて人の目を欺こうとするその姿勢を見抜いて、品定めをする習性があることを見過ごしていませんか?
manmaなど、「かつら着けてる」と思った瞬間に、いくら善い事言っても眉に唾して聞いてしまいます。
まゆつばの意味
繕った自分を見せるのではなく、あるがままの自分を見せる勇気に男らしさ、潔さを感じる次第です。
そして、時々ドキッとするような魅力を見せつけてくれると、もうイチコロデス。

