政治主導と政治家主導の違いを明白にしろと言っている人がいました。
同感です。
脱官僚と脱官僚依存の違いをこのブログで突いたことがありますが民主党というのはいろいろ履き違えている所があるなと感じます。
(脱官僚or脱官僚依存)
最近気になっているのが、国民目線。
これも何か間違っているように感じます。
国民の為の政治は大切ですが、国民目線で政治をすると間違った方向にいきますよね。
政治や行政は国民の目線で出来るようなものじゃありません。
野党というのは此れほど行政から阻害されるものなんだと今の民主党を見ていて思います。
最初のころ全くの素人みたいな事言ってましたものね。
本当にこんな党が与党になって大丈夫なの???と思いました。
最近、「官僚に懐柔されている」なんてマスコミ批判が載りますが、ようやく政治のプロらしくなってきたんだなとmanmaなど頼もしく感じたりしています。
国民目線とはようするに素人考えです。
その道のプロ達が侃侃諤諤(かんかんごうごう)の議論を重ねて作り上げた道筋を聞き学ぶうちに「ふん!なるほど」となって今までの自分の考えが甘かったことを知る。
そこからどうするかですよね、真価が問われるのは。
本来の既得権益に懐柔されない清潔な民主党としての政治理念を成熟させなければならない。
どうも、民主党は国民に媚びた政治をしているようで気持ち悪さを感じます。
よく、何処を向いて政治をしているのかと言われますね。
民主党は国民に美味しい政治をする。自民党は企業に有利に政治をする。という風に聞こえてきます。
自民党の企業に有利にといって利益をむさぼるやりかたには辟易しますが、民主党の国民目線、国民の為の政治というのにも納得がいきません。
国民なんて
極端に言えば隣はどうでもいいんです。
自分の税金は少ない方がいい、福祉は充分すぎるくらい欲しい。
それが国民目線です。
美味しいことをいえば支持してくれます。
苦い水を飲まされれば昨日の支持は一変して拳を振り上げんばかりに攻撃してきます。
その国民に媚びていては政治は出来ませんよ。
国民の為の政治であっても、国民一人ひとりの為の政治であっては政治は成り立たないと思うのです。
日本という国の政治を司らなければ意味が無いのです。
国の為の政治であって個人個人の為の政治では本末転倒です。
国T官庁訪問で一番重要視されるのは、志望者の国に対する目線です。
先週も触れましたが、国益を論じることができることです。
若者の多くが個人救済がしたいなら、地方に或いは国家2種で能力を発揮してくださいと言われて落とされます。
国民目線では解決できない問題を中央省庁で扱わなければならない。
その根幹の違いを理解している政治家にしか中央の政治はまかなえない。
民主党はそこのところに気付き始めているのではないでしょうか?
政治主導が出来るようになるまでもう少しです。
頑張って欲しいものです。
