http://tit-hp.sblo.jp/article/38846951.html
官庁訪問したこともないのに適当なこと書くなよ。
こんな子離れもできない人の子どもが霞が関にいるなんてへどが出るわ。
Posted by ばかな
上のコメントをもらい、親離れについて考えてみようと思いました。
辞書には下のような解説が載っていました。
こ‐ばなれ 【子離れ】
《「親離れ」から類推してできた語》子供が成長したとき、親が保護者としての役割を離れ、個人として子供を尊重するようになること。「―のできていない親」デジタル大辞泉の解説
「子離れできない親」という定義を探してみました。
アダルトチルドレンAdult Children(AC)という言葉があるらしい。
その中の共依存という説に興味を持ちました。
共依存
ACの精神的虐待の象徴的特徴として、共依存 (co-dependency)があげられる。
典型的な例として、親が強力に子供の精神を支配する行動が、子供の方も支配されたいという特異な感情を生み出し、親も子供も支配し支配されることに奇妙な安心感を見出して、支配を通して相互依存するという現象がある。これは子供にとって支配に反抗するより支配を受け入れる方が家庭内で波風を起こさなくて済むため、平穏な環境でいるためのサバイバル手段と解釈されている。
通常、子供はある年齢に達すると親の支配から脱しようと試みるのが自然な形態であるが、この相互依存関係が強い場合親子関係は成人してもなお、支配の相互関係という不健全な状態が続く。
よりわかりやすい表現で表せば、子離れせずに子供を人生の目的とし続ける親と、それを受け入れ続けざるを得ない精神構造を埋め込まれた子供、ということになる。これがひどい場合は親が死亡するまで関係を健全化することができず、極端な例として母親が死ぬまでともに暮らす、つまり一生結婚の機会を奪われることや、親同士が認識しただけのお見合いを強制され、世間体を重視した愛のない結婚生活を送る場合もある。
共依存の説を読んで、ばかなさんが仰るようにmanmaは多分に子どもを支配するという依存の中にいるかもしれないと思いました。
しかし、子どもの方はしっかり自立し自分で生計を立て独立していますから互いにもたれあっている関係ではなさそうです。
子どもは結婚も自分で選び決めるようですし、結婚後の生活も自分で決めているようです。
manmaもわが子が選び決めるのであればそれは結構なことだと思っています。
わが子が出した結論を尊重するのは当然だと考えています。
なぜなら
親は自分が死んだ後の子どもの人生を支配することは物理的に出来ないと考えるからです。
せいぜい親がしてやったり言ってやれるのは親が生きている間だけであり、成人した子どもの人生はこども自身の意志の上にある。
そう考えると、親は知っていること経験したことを出来るだけ子どもに伝え親が死んだ後も人生を全うするに難(かた)くない生きる知恵を授けたいと思う。
それが親心です。
ばかなさんのおっしゃる子離れの根拠は分かりませんが、
論理的に考えれば、親離れ子離れは親と子が対等な人間関係を築けているかがポイントになります。
一般的イメージではこどもの生活や思考、進路人生にまで口出し決める又は決めたがる親を子離れしていないというのでしょうか?
それとも、親自身の老後をこどもに縋(すが)って生きる親の事をいうのでしょうか?
それは子離れしていないことの定義からは少しずれています。
子離れできない親とは、こどもを成人した一人前の大人として認められない親のことです。
親離れできない子とは、親の擁護をいつまでも求め一人の大人としての自分を認められない子供のことです。
親は子を愛しみながら育てます。
そして、子は成長し成人し親や先輩方或いは友人から影響を受けつつ独自の価値観を持ちます。
それと反比例するように、親は年老い判断力も体力も知能も衰えます。
その親との関係をどう保つか、助けるか、捨てるか。
ここに親離れ子離れの突き詰めた姿があります。
老いた親は衰弱した頭と体を抱えて死と隣り合わせで生きていきます。
その時、子の力は借りない!と、よぼよぼしながらも毅然と死んでゆくべきなのか、それが子離れした親の理想的姿なのか。
毅然と死ねればいいが、痴呆になる、不随になる、癌の痛みに耐えかねるなど人生の終わりはそんなに甘くはない。
子の助けを借りてこそ人生の最後は毅然と死ねると私は思っている。
それが子離れできていないということなのだと言われれば、あえてその謗(そし)りを私は受入れる。
私の体が機能しなくなっても尚ひとり、孤独の心を持って毅然と死んでゆく覚悟と勇気など持てない。
最期は愛する者に見守られながら静かなこころで逝きたいものである。と思っている。
子離れとは親子の絆の太さ、その長さ、その間合いをどう推し量るかではないだろうか。
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