安くていい貸衣装のお店はないものかと日本中の貸衣装屋を探し回った(ネットサーフィン)あげく。
やはり、着て見なきゃ分からないわ

持っている着物でもいいか、でも古いなぁ σ(^_^;)
と・・・さんざん悩んだ挙句。
体験者さんのブログで見つけたその衣装屋さんは、車で15分の距離の所にありました。

(株)華裳苑
manmaが持っている留袖は、母が娘の結婚を期に仕立てた物。
つまり、manmaの結婚式の時にこしらえた年代物で、しかも母の体形に合わせているためmanmaには少し小さいんです。
そして、30年も立っていますから、比翼と着物の寸法がずれてきてしまっている。
その上、帯がmanmaには似合っていない。
これを着るとなると、洗い張りをして仕立て直さなければならない。

そうなると、レンタルするよりも多額の出費になるわけです。
そこで自前の物をアッサリ諦め、借りることにしました。
manmaは166cmの大柄。

昔から、着物を作る際に言われたのが・・・
「お背いがおありなのですから、もったいないです。これくらいの物をお召しいただきたい

この営業トークに乗せられて(笑)、ちょっとお高いものを勧められ、買って(買わされて)いたわけです。
その結果、
たくさん見て目だけは肥えてしまっています。

ちょっとお高い着物は、肩に乗せたときの感触が違います。
肩に掛かる重みではなく、トロンとした体に添う重さを感じます。
華裳苑では最初10枚ほど目の前に出して、好きな模様を選ぶように言われました。
2着ほど肩に掛けてもらいお話しするうちに、
フト振り向くと着物は入れ代わってmanmaの好みそうなものが並んでいます。

manma・・・
「実はね、持っている着物を着ようかと思ったのですが、帯がどうも弱い気がしたので、お借りすることにしたのですよ

サイズのことは内緒です。(笑)
それを聞いて、見立ててくれたのが加賀友禅の花模様。
加賀友禅は大好きな着物です。
肩に乗せた時の感触が高級感を感じさせます。

そして、帯。
昔、礼装では着物より帯の方が高くなると聞いた事があります。
そうかもしれません。帯が全体を引き締めるというのは何となく分かります。
今回、着物が加賀友禅ですから金糸銀糸や赤がないぶん控えめです。
大柄のmanmaは控えめすぎると野暮ったくなります。
キリリと締まる新しい立派な帯を出してきてくれました。
これで決まり

しかしです。
こんな立派な着物と帯を選んじゃったけど・・・

お値段は

恐る恐る聞くと・・・
ホテルのレンタル料の半額以下の信じがたい値段を提示してくれました。

manma・・・
「本当に? これでいいんですか?」
華裳苑さん・・・
「うちは全く宣伝していないですからこれでいけるんですよ (*゚▽゚*)」
「口コミでたくさんの方に支持していただいています。」
やはり、着物は全体のバランスが大切ですから、着てみて決めなきゃだめですね。
安いからと言ってネットでレンタルしなくてよかった。(*゚▽゚*)
きっと後悔したと思います。
殆どのお店が着物を決めたら帯はお任せ下さいと書いてあります。
しかし、帯が全体を決める要(かなめ)だということを衣装屋さんが知らないはずはありません。
そこまでは面倒見切れないということなのでしょうね。
中には帯のランクを上げるなら別料金というところもありました。
もし、北九州あるいは近隣の方なら絶対にお勧めです。
華裳苑 TEL: 093-621-4295