舛添さんは国会議員ですが、政府の人ではないので頑張りは限られます。
内閣の人であれば、つまり大臣・副大臣・政務官ならば行政のトップとして権限を持って事に当たることが出来ます。
国会議員は国会の場で法律を立案したり、多数決で法律にすることを決めたりします。
つまり、職場も権限も役割も違うわけです。
内閣の人が働く場は行政の要官邸にあります。その出先機関が霞ヶ関です。
「官邸」は、内閣総理大臣が執務をする場としての建物そのものの意味だけでなく、日本国の行政府である内閣の閣議が開催される場所であることから、組織としての内閣・内閣官房、あるいは総理大臣、行政府の代名詞としても用いられる。(Wikipediaより)」
法律を決めるという大きな役割を持つのが多くの国会議員です。国会議事堂で働きます。
一方、司法は裁判所で、裁判官や弁護士・判事が働く場です。
今、震災に関わる特別法を成立させる為の国会が国会議事堂で行われています。
瓦礫の撤去をするためなど多くの問題解決に必要な法律を決めていかないと色々なことが出来ません。
例えば、車などの個人や法人の資産は本人の承諾無く勝手に処分したら訴えれてしまいます。

先日自民党の議員さんが
「被災して車が流されたので車を買おうとしたが、車庫証明が取れなくて車が買えない状態になっている。」
「この非常時に車庫証明とか取れるわけ無いだろう!!と政府に言ったが、現行法ではどうしようもないと言われた」
と嘆いていました。
だから、政府の対応が遅いと非難されている。
日本は法治国家だから、車庫証明がないと車は買えない。これをお役所仕事と片付けるのは間違いです。
法律を適当に扱えば罰せられるとことになっています。
つまり懲役にされたり、罰金を払わされることになる。
一公務員が勝手に
「非常時ですからいいんじゃないですか」とは言えないんです。
もちろん、国会議員でもあっても一緒です。
「俺は国会議員だ、俺が許す!」と言っても国(法律)は許してくれません。
だから、いち早く関連法案を探し出し考え出して
「非常時だからこの地域の車庫証明は必要としない」というような法律を国会で通さなければならない。
被災地だけに適用できる便利な立法のたたき台を作れ!と官僚に指示するのが内閣のお仕事です。
霞ヶ関の官僚はその為にいるのですから、有事の際に困ることはなんなのかを知る資料を持っています。
今回も起こったガソリン不足。
これに対しても、阪神淡路の時はこういう対処をしたという資料があり、それらを参考に今回の場合はどうすればいいかを考えて資料を作成するのが霞ヶ関のお仕事です。
今回はガソリンが買えなくなってから、さあどうしましょう

その間に相当数の人の命が奪われた。
内閣の閣僚が、官僚とうまく信頼関係を築いていれば、先手先手に策を進言できたのでしょうが・・・
なんせ、政治主導で官僚は口を出してはいけないことになっていますからね。
正に人災。民主党の政治主導で奪われた命。

ガソリンが無ければ救命のための移動手段も重機のエンジンも動かないんです。
政治主導を履き違えた民主党の責任は追及されるべきです。
又今回、一ヶ月以上も毛布と炊き出しや救援物資で命を繋ぐようなことになっている。
なぜ後手後手で、未だに瓦礫の撤去すらままならない状況にあるのか。
立法が遅れているからです。
立法に向けての指示が遅れたからです。
原発ばかり気にして、内閣の役割を果たしていなかったから遅れているんです。
霞ヶ関で働く我子は最近なって、忙しそうに夜中まで働いています。
震災から2〜3週間は全く普段どおり、緊張感も伝わって来ませでした。
霞ヶ関の緊張感は子供の様子で分かります。(笑)
仕事の内容を聞かなくても、子供が緊張感を持って働いている時は暢気なメールや声が来なくなります。
母はそれだけで、察しがつくのです。σ(^_^;)アセアセ...
国会議員でありながらアメリカとの安全保証すら理解せず、アメリカには頼らないと豪語するような元鳩山首相がいる政党ですから霞ヶ関や官僚が何をしているのかも知らなかったと言ったとしても不思議じゃありません。
この党の認識の甘さが、尖閣の問題を誘発し、北方領土にロシアの大統領が来る隙を与えた。
そして、今回の未曾有の大惨事の初動操作を遅らせた。
その責任を認めるはずはありません。
しかし、せめて現地に対策本部を据えて全権大臣を置いて、責任は俺が取るからと言って現行法を越えた指示命令を出す事をしてほしかった。
そして、一人でも多くの命を救う手立てを打ってほしかったし、今からでも遅くないと思っています。