情報処理学会 <34学会(44万会員)会長声明>
日本は科学の歩みを止めない
〜学会は学生・若手と共に希望ある日本の未来を築く〜
1. 学生・若手研究者が勉学・研究の歩みを止めず未来に希望を持つための徹底的支援を行います
2. 被災した大学施設、研究施設、大型科学研究施設の早期復旧復興および教育研究体制の確立支援を行います
3. 国内および国際的な原発災害風評被害を無くすため海外学会とも協力して正確な情報を発信します平成23年(2011年)4月27日(水)
上の声明文を読むとなるほどそうか頑張って!と言いたくなります。
でも、
この提言のメンバーの多くが原発にかかわる研究機関です。
福島原発からこうむる風評被害と震災による物理的被害、その復旧に関することを提言しています。
原発事故の終息には全く触れていません。残念です。
原発は国家プロジェクトだった。
このプロジェクトは、半世紀近くも受け継がれて今日に至ったのですから、巨額の税金が注ぎ込まれ、利権もガッチリ築かれたわけですね。
電力会社、御用学者、研究機関、政治、行政、それらが湯水のように税金を使いました。
しかし、悪い面ばかりではありません。
そのお金は学生を育て、企業の成長を助け、社会や科学に貢献したというメリットも忘れてはなりません。
日本人は往々にして、デメリットが全面にでるとそればかり強調してメリットを黙殺する傾向があります。
何事にも表裏は一体です。
先にあげた情報処理学会が、これまでに果たしてきた役割は大きかったのだろうと思います。
しかし、
原発が社会に見放されつつあることを冷静に受止められていないと思える今回の提言に、ここに名を連ねている研究開発メンバーの保身的構造が見えてしまいます。
なんとか自分達の研究を存続させよう!
風評被害を打ち消す努力をして、社会の誤解を解こう!
学生を守ろう!
賢者は、たぶん気付いているはずです。
原子力エネルギーの未来が輝かしい第一線のものではなくなりつつあることを。
産学協同で享受するものではなくなりつつあることを。
自民党の河野太郎氏が仰っています。
プルトニウムの処理の問題を解決できなければ、もう原子力エネルギーはどうしようもなく厄介なのだと・・・
winmanma / sachi
この会見で河野さんいいこといっぱい言ってるのにタイトルが的を得ていないわ。利権の構造よりプルトニウム処理の非合理性の方が課題として大きいし、説得力ありますよ。→「日本の原子力は全体が利権になっている!」河野太郎議員会見 http://p.tl/_pvn #genpatsu at 05/03 10:11
河野氏は変な人だというイメージでしたが、原発のことよく勉強していて警鐘を鳴らしていたんだなぁと感心しました。
今回の福島原発の破壊事故で、原発は安全だという暗示から醒めた国民は原発はもうごめんだ!と思っています。
一般的主婦のmanmaがこの提言を見て思うのは・・・
ここに名を連ねている関係機関の将来はどうなるんだろうということです。
彼らは今はまだ巨大な原子力関連は崩れないと思っているようですが、蚊帳の外の一般主婦がすごく客観的視点で見る限り、縮小へと進みます。
今後、数十年掛けてバイオマスや太陽光発電・風力発電へとシフトせざるをえません。
この分野の研究開発に税金が投入され、ドンドン大きくなるだろうと思います。
それを懸念して、今回の提言になっているんだ

つまり、
理系に進むだろうと思われるお子さんをお持ちのお父さん!お母さん!
社会の流れを見るポイントがここにあります。
原子力の研究はこれからも無くなる事はありません。これは人間の英知です。もっともっとこの研究は進められなければならない。
しかし、社会からは一旦身を引く分野になりつつあります。
親が思うのは子供の進路です。将来何になる?
社会のエネルギーが変わろうとしている。これは大きな分岐点。今私達はその地点にいるようです。
さて、どう変わるんでしょう。

そして、未来を背負う子供達はどう進めばいいんでしょう。
winmanma / sachi
原子力で食べて行けなくなりそうな技術系学会のメンバー、ここが新エネルギー抵抗勢力になるのね→34学会44万会員会長声明 1. 学生・若手研究者が勉学・研究の歩みを止めず〜2. 被災した大学〜3. 国内及び国際的な風評被害を無くす〜http://p.tl/wo1c#genpatsu at 05/03 09:37
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