歩きながらのトークで、息子さんの進路の話になる。
中三でそこそこ成績も良く、野球部でも頑張っていて頼もしそうだ。(*゚▽゚*)
親としては当然将来を期待する気持ちになる。
manma・・・
「分かる!分かる!(*^▽^*)oエヘヘ!」
しかし、
『親の心子知らず』は今に始まったことではない。
「勉強も頑張れば偏差値70の高校に行けるかもしれないと言われているのに、頑張りたくないし、それに次ぐ高校は遠いから野球ができなくなるからイヤ、その下の高校にする」とか言っているんですよ。

親は、子の一生を見据えてものを言っているのに、中学生の子は目先のことしか見えないで一丁前のことを言う。
それは、当然といえば当然のことなのだが・・・。

14〜5年の人生経験では、判断材料が無いに等しい。
医者になりたいとか弁護士になりたい、開発エンジニアになりたい、デザイナーになりたいと思うとする。
漠然とした憧れだけならば一枚の画像を思い浮かべる程度の想像力で事足りる。
(格好いいスタイルを思い浮かべる程度)
もう一歩近付きたいと思えば、プロフィールを見る。
そうすれば、そこに至る道筋が見えてくる。
だが、ここまでになるには高校生くらいの思慮と経験がいる。
中学生では将来の職業選択(生業なりわい)を想像する力は無い。
なんとなく勉強しなきゃ生活に困る大人になるのかぁ〜。(・・。)ん?程度だ。
偏差値70と60の違いが自分の将来に及ぼすであろう影響は当然見えない。
同じ偏差値70でも、伝統や校風や卒業生の活躍ぶりで評価が違ってくることも知らない。
同じ校風に学んだという感覚が、人生の人脈に関わる財産になることも多いのだが、それは結果でしょ?と言われればそれまでだ。
中学生にとっては結果を想像して説得されても困るだけなのだと思う。
子供自身に確固たる目標があるなら自分でその目標目指して頑張るだろうから、親は健康に気遣いながら見守っていればいい。
そうでない場合に親はやきもきする。
子の能力を見定めて、
頭脳で行くか、手に業や技(どちらも「わざ」)でいくか、はたまた体力勝負(美貌も含む(笑))で行くか。
そのどれもがダメなら
フリーターや親に寄生するパラサイト人生を覚悟しなければならない。
フリーターやパラサイトにならないために良い高校に行かせたいと願うのは本末転倒だ。
それは自分本位の考え方であるため、子供から見れば子を慈しむ愛情の無さを見透かしてしまうことになり心に大きな傷をつけることになりかねない。
頭か手か体かで判断するのはかなり手っ取り早い方法ではある。
中学生はまだまだ伸びるチャンスを秘めている。
振り返れば、人生は選択の連続だ。
この時期の選択は大筋の第一歩、大切な一歩だが怖気づく事はない。
常に活路は着いてまわっているのもだ。
無理強いは怪我の元とと肝に銘じて、
親は子の将来を見定めつつ、そろそろ後方支援のスタンスで的確なアドバイスができるようになっていたいものだと思う。
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