彼女は梅干にはちょっとうるさい。
甘味料入りは勿論ダメ。
梅の香りのしないのもダメ。
我が家にいた頃は色々食べ歩いたものだった。
東京ではそんな梅干が食べられないらしい。
そりゃそうだろう、九州でも農村地帯に行かなければ手に入らない。
農家の小母さんが丹精込めた梅干は塩と紫蘇だけのシンプルなのがいい。
塩加減、日数加減、陽光加減、揉み加減、紫蘇と梅の量、その絶妙のバランスが風味豊な梅干になる。
私も一度挑戦したが、マンション暮らしでは到底無理だと分かった。
第一、午前中しか陽が当たらないベランダでは話にならない。
たっぷり太陽を浴びせられない梅干なんて、たくましさに欠けるというものだ。(笑)
結局、昔からある産地直送の農家の主婦達がやっている道の駅で大量に買っていた。
農家の主婦の梅干にも優劣があった。
大分県大山町の「豊香」だったか「豊の香梅」だったかは皮の柔らさ、香り、味ともに忘れがたい物となり、わざわざ買いに行くほどの物になった。
その、昔ながらの美味しい梅干が食べたいと言って来た。
相当に飢えている感じが伝わってきた。
大山町まで買いに行くとなるとちょっと待たないとね。
近くの農家の婆ちゃんのも美味いよと言うと、早く食べたいと言う。
急ぎ買って送る事になった。
土曜日に買って出荷すれば翌日には届く。
土曜日本局まで行って無事発送してきた。(*^-゚)v♪
日時指定は、郵便局員がこれなら大丈夫と言う翌日20時〜21時。
この日をを逃すと次の休日まで受取れない。

日曜日夜8時過ぎ、来ない

21時15分に1F郵便受けに行くと、不在票が入っていたそうだ。
チャイムが鳴るのをひたすら待っていたにも関わらず、不在票。

「不在票」につづく。
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