女性の怒(いか)り方が取り沙汰されている。
また麻生さんが揚げ足を取られている。(笑)
「あれ女性ですよ」
女性だから色々言われる。本来は男性に多いでしょうあなんな風に怒鳴る奴。
ということらしい。(ざっと見ただけの印象としてです)
日本って清楚でおしとやかな女性が好まれる。
大口開けてギャーギャー叫ぶ女は馬鹿にされ嫌われる。
世界には泣き女という職業が有るらしい。
中国や韓国朝鮮の葬儀でワーワー大声で泣き叫ぶ女性の姿を見ることがある。
これらの国々では悲しみをストレートに表現する事を称える民族性があるのだろう。
日本人は悲しみをグッと堪えて気丈に振舞う姿に深い悲しみを見出し、
美しいとさえ感じ思い遣る精神性がある。
日本にも泣き女(なきめ)というのが有ったらしいが、泣かせる女だったのだそうだ。
弔問客に故人の事を話して聞かせて涙を誘う役割をになっていたらしい。
日本らしい。(笑)
男性が興奮して大声で喧嘩しているのを
「馬鹿かヾ(・ε・。)ォィォィ」と諌めるのは格好いい女性の役回り、貫禄あるおっかさんだと流石だと尊敬してしまう。
そんな女性に男は頭が上がらないというのが平和な家庭の理想の姿だと男達は思っているふしがある。
女性が社会進出して怒りを男同様に爆発させることがこれからはもっと多くなるだろう。
そんな時どんな風に爆発させるか、ちゃんと計算していないとダメなんだろうなと今回の騒動を見ていて思った。
いい年をした女性が「馬鹿かヾ(・ε・。)ォィォィ」と男に諌められる立場になっちゃダメなんだよな。
(そこに男の情があれば甘える可愛い女を演じることも出来るけどね。)
世間はそんなに甘くないから、罵倒されて女としての値打ちをグッと下げてしまう。
女性は男性よりも堪え性を要求されているということなのかもしれない。
グッと堪えて冷静に事に当たって、軽くいなす(往なす)技を身につけると格好イイな。
大声で怒鳴るというのは男性でも女性でも恰好悪いわ。
子育てでもそうだけど、感情的に怒鳴って有無を言わさず従わせるというやり方は下手なやりかただと私は思っている。
子供が怒鳴られて、それに従うようなら根本的なところで教育方針を変えたほうがいいと思う。
なぜなら、その子はいつでも従うことを受け入れる子で、指導を待つ子なのだから自立を期待して自由に己の道を歩いてくれなんて思ってちゃかわいそうだ。
自立心があったりプライドがある子は、親が感情的にのぼせる(逆上せる)とその小心振りを見てとって馬鹿にするから頭ごなしに上から雷を落としたりすると必ず反発する。
冷静につまり冷ややかに静かに見ていると、子の方で考えて従うか反発するか決めてくる。
反発するならそれなりの理由を持っているものだ。
お母さんはブルーの方が可愛いと思っているのに子はピンクを選んで譲らない。(笑)
そこにはなんらかの理由が有る。
ピンクが着たい心境の時も有れば、昨日ピンクの似合ってる子を見て自分も着たいと思ったとか。
そんなどうでもいいようなことなら受け入れてやればいい。
危険な事を知らないで我を張る時は、少し怖いめにあって教えるということを私は実践していた。
幼い子供でもそうなんだから、大の大人の喧嘩となれば感情的になった方が負けよ。(;`O´)oコラー!
(笑)
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2017年06月27日
2014年05月18日
残業代0時代
うちは土木の設計事務所を営んでいる。
うちの場合、買い叩かれたり困難な日程を強いられることはあまり無い。
発注元が出す発注金額や日程は決められたルールに従って算出されている。
だが、請負った際に出された納品期日は雨が降ろうが槍が降ろうが絶対に守らなければならない。
双方が納得した話し合いの結果納期が延期される場合もあるが、工期が延期されたからといってその仕事に携わる人件費が日数分加算されるわけではない。
請負った土地の延長が基本になっている。受けた場所の面積や長さが広く長くなれば追加料金が発生し、短くカットされれば請負い金額が減らされる。
決められたルールがあるので受ける側もある程度仕事の中身が分かり、安心な場合が多いのだが、
中には日数ばかり掛かってどうしようもない内容のものが出されることもある。
ルールが杓子定規で現実に即していないため無理な日程や発注金額になるのだ。
このような仕事を受けざるを得ない場合は赤字を覚悟して会社の余力を確かめて判断するしかない。
この場合、経営者としては優秀な能力の設計担当者にロスの少ないペース配分と経費を抑えた取組みを期待して業務に当たってもらう。
優秀な技術者は受注金額を理解して手を抜くところ、つめるところを判断できる。
だが優秀ではない技術者は与えられた業務を処理することにいっぱいいっぱいで全体を見通す能力に劣り、時間を浪費する。
設計事務所というのは経費の大部分を人件費が占める。
例えば契約額100万円、1ヶ月後の納品の仕事を請負ったとしよう。
60%を人件費が占めた場合、60万円でこの仕事を終わらせなければ赤字になる。
月給30万円の技術者が二人で終わらせれば赤字にはならない。
だが、不慣れな仕事内容で調べものや学習で60時間の残業をしてしまった場合。
月給30万円+残業代約10万円弱の人件費が必要になる。
二人で仲良く残業をされると会社としては20万円弱の赤字になる。
不慣れではない技術者(月給30万円)が一人で一ヶ月でこの仕事を終わらせれば
会社は30万円の利益が出る。
このようにホワイトカラーの職種の場合、残業時間が多いと生産性が上がり利益が出るわけではない。
むしろその逆で、短時間で仕事をこなすことが出来れば生産性が上がり利益につながる。
仕事の出来ない能力の低い社員をたくさん抱えれば、人件費ばかり掛かって赤字に苦しむことになる。
少数精鋭であればあるだけ会社は儲けを出すことが出来、当然一人当たりの給料も高くすることができる。
仕事能力が低く残業をしなければ人並みに成果が出せない社員ほど多い給料をとることになる今の制度はおかしいとずっと思っていた。
サラリーマンの場合同期社員の中で能力が認められればいずれ出世する。
給料にも差がついてくる。
しかし、それは何年も先のこと。
能力が高く定時内に仕事が片付く人でも、仕事の遅い人が残業をして自分より高い給料を取れば、自分も残業して10万を稼ごうとする。
仕事の出来不出来に関わらず長時間働けば収入が得られるというのでは社会の時間の概念を損なうことにつながっていく。
これからの社会は効率よく時間をコントロールすることが大切になってくる。
短い時間で成果を上げられることが要求されるようになる。
そして、残業しなくてもちゃんと40万の能力の人には40万円を払うことが出来る会社に企業は成長しなければならない。
30万の能力の人に40万円払わなくて済む会社にならなくては日本の社会全体の成長が遅れる。
機械化やコンピュータ社会でホワイトカラーの仕事に就く人が多数派になりつつある。
ブルーカラーの労働者保護をホワイトカラーにそのまま当てはめても適合できない場合が多い。
ブルーカラーの場合肉体的疲労からくる病気が問題になるが、ホワイトカラーは頭脳のダメージとそれを起因とする病気が問題になるはずだ。
ホワイトカラーにはホワイトカラーの保護すべきポイントがあるはずだと思う。
残業代0の時代が社会をどう変えてゆくのだろうか。
少なくとも、日中はのんびり過ごして5時から頑張る仕事風景は減ってくるのだろうなと思う。
そうなればいいなと思う。
しかし、多少能力が劣っても守ってもらえていた社会が終わるのかもしれない・・・厳しい社会になるな。

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