2022年07月17日

高脂血症、高いままではダメですか

高脂血症と言われたのが2005年
高脂血症とは中性脂肪やコレステロールなどの脂質代謝に異常をきたした状態

中性脂肪は一応基準値をギリギリのところを出たり入ったり、
高血圧ではない、俗に言う悪玉コレステロール値だけが高い。180前後。

先日橋本病の定期検診に行くと先生が、
LDLコレステロール高いままだね運動していますか?

(私)いえ、運動はできていません。

(先生)玉子など食べていませんか?

(私)食べいません!((^^))

(先生)コレステロール下げる薬・・・。あー昔飲んで合わなかったんだったね。
そろそろやばいよあせあせ(飛び散る汗)
血管年齢調べようか。時間ある?

ということで血圧測定型の測定をしてもらった結果。

なんということでしょうΣ(・□・;)

血管年齢79歳

実年齢より10歳も老けている。
4年前より大幅に後退していた。

(先生)こりゃ血栓あるね。小倉の記念病院で検査してもらった方がよさそうだよ。
記念病院は心臓で有名だからねいい機械持ってるんだよ。

あそこなら新薬が使える、注射型の新薬で月に一回打ってもらうことになる。etc・・・。

(私)それ、高そうですね。あせあせ(飛び散る汗)

(先生)そうだね、えーと保険適用で、14万? 高いね あせあせ(飛び散る汗) いやいや待ってよ一桁多い。たぶん14000円みたいだよ。



即断はできなかった。(-"-)


記念病院での検査や処置は全身3DCTで血栓を探しだし、血栓部分を広げる手術を行うらしい。

こりゃ大ごとじゃないか(-_-メ)
そんなことしなくていいよ。と思ってしまう。


脳梗塞なり心筋梗塞なりで死ぬなら、寿命でしょうよ。


弟は夜寝ている間に逝ってしまった。
寝ているままの安らかな顔をしていた。
父の古い友人で家族ぐるみで親しくして頂いていた小父さんは、お昼寝している間にすやすやと逝っていた。

理想的な死に方だと夫とも話していた。

しかし、死に損なったら悲惨だ。
後遺症が現れ、惨めな姿になり、みんなに迷惑を掛ける。
それが怖い。



食事には相当気を付けている。あとは運動だというが、これが難しい。(..)



さてさて、どうしたものか。。。。。。




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2022年06月21日

備忘録「エミリの小さな包丁」森沢明夫著

冒頭から半分ほどまで暗い愚痴っぽい調子が続き、本選びに失敗したかなと思いつつ読み進める。

今時の女子はこんな風に簡単に妻子持ちに引っ掛かり身の置き所に困り果て自分を見失うのか?
いや、自分を守る言い訳はいっぱい知っていて上手に生きているように見えるけど・・・などと思いながら読んでいた。



だが、エミリは生き方上手ではなく、傷付き疲れ果て、漁師町の古くテレビもなく、ただただ素朴に暮らす祖父のもとに身を寄せる。


祖父は何も言わず、淡々と日々の糧(魚)をとり、調理し、美味しく味わう。

エミリは祖父と釣りをし、料理を見習い、ほんとうの美味しさに感動する。



祖父はエミリに愛用の小さな包丁を渡し、研ぐことからはじめ、魚の捌き方、下処理、味付けを暮らしの中で伝授していく、教えるのではなく一緒に料理し味わう。



そうしたひと夏の日々、エミリは自分を受け入れ、生きていく芯のようなものを自分の中に見いだし立ち直っていく。



何も言わない何も聞かないのは祖父の優しさであり、美味しい物をちゃんとただ食べさせる。それが愛情なのだ。



エミリが去った後、祖父は自分にいう。
「気分よく生きればいい。ただ淡々と」と。




多くを語らず、本を読み、釣りをして糧を得、静かに暮らす老人の姿に深く諭され共感した。


そう!気分よく。日々暮らせば良いんだ。




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2022年06月07日

電子マネーを取り入れてみた

マネーフォワードmeを取り入れて目から鱗状態が続いている。

世の中大きな財布に、
お札や小銭やレシートやカード類を入れて持ち歩き使う時代では無くなりつつあることに気づいた。


私達老人は財布を生活の中心に据えて暮らしている。

しかし、若者(20代30代40代)はスマホが生活の中心にあって、それで全て決裁しているらしい。
現金はスマホ決済不可の店用に少しだけ持っていて、それ用の小さい財布があればいいのだそうだ。


自販機で飲み物を買う時もスマホをかざして購入しているのを見て、ポイントでも着くのかなと頓珍漢なことを思っていたが、スマホで買えるのだと知り世の中に取り残されているんだな 私と思った。

そこで
恐る恐る電子マネーを取り入れてみようと思った。

色々調べていると主流はpaypayと楽天らしい。

お客を取り込もうとあの手この手の勧誘が凄まじい感じがする。

その中で楽天カードを作ると8000point貰えるタイミングと重なった。
楽天カードは持っていないからとりあえず申し込んでみた。
審査を通過して直ぐにカードが届いた。
続いて楽天銀行からの引き落としだと有利だと知り申し込もうとすると既に口座をお持ちですとでた。
??? 楽天銀行なんて持ってないよと思っていたら、旧ebankが楽天銀行に成り代わっていた。
ネットショップを始めたころ代金振込先が多ければお客様の負担を減らせると考え作ったことを思い出した。
探したらebankのカードがあった。
これで楽天のカードと口座は確保した。
続いて楽天pay、
こちらはお店での買物決済で使うアプリだ。
口座とカードがあるので直ぐにスマホに取り入れることができた。

娘に話すと楽天はあまり使わないという。
どうも好きになれないのよという。
それは私も同感なのだ。テレビCMがうるさい。メールが頻繁で嫌気がさす、品がない。
そういえば、楽天payのマークあまり見ないような気がする。


ではと気を取り直してpaypayに挑戦
paypayカードを申し込む、審査を経て通過。
同じくpaypay銀行を申し込むとやはり既にお持ちですとでる。
こちらはジャパンネット銀行がpaypay銀行になっていた。
ジャパンネット銀行はドイツに行った際に海外ATMで使えるので作り、その後ネットショップでも使い続けていた。いち早くトークン(ワンタイムパスワード)が届いたのもここだった。
このところ眠らせていたネット上の口座に行こうとするとガードが堅い。ちょっと悩ましかったが何とかなった。ガードが堅いのは有り難いことだ。
登録内容を一部書き換えて復活させた。ついでに郵便局のATMで5万円入金。

いよいよ電子マネーのpaypayアプリをスマホに入れる。
paypay銀行を認識させる。
こうするとpaypay内で使うお金を直ぐにチャージできる。
5000円チャージ。(paypayで使えるお金)

昨日初めてローソンで使った。
レジで初めてなんですよ。(^^;
便利ですね。と言うと、お店の人がそうなんです!と笑顔でこたえてくれた。


あー、これからはこれが主流になっていくなと思った。


去年からか銀行で小銭を両替するのに手数料がかかるようになった。
現金が重宝される世の中は過ぎてしまっているらしい。
豚さん貯金箱に一杯になっていた小銭を昨日銀行に持って行った。
両替ではない、通帳に入れるために、これなら手数料はかからない。(*^^)v


私達は手元にいくら残っているかを確かめながら日々暮らしてきた。

現金を見ることなく数字が増減するだけの暮らしには慣れていない。
自分をどう戒めて行けばいいのかが分からないから電子マネーなどには手が出せない。

お金の全体像が見えない状態ではとても信用などできるものではない。


私はたまたま知った家計簿アプリで世の中凄いことになっていると思った。
私は自由になるお金をこのアプリに入れて管理している。
各銀行口座を登録、数種のカードを登録、Amazonや楽天サイトを登録、現金勘定を登録して管理している。

ここにそれぞれの増減が連携されて即座に反映され、各科目の残高と総資産額が提示される。

親切にも予算を超えると赤いマークがでて使い過ぎていますよと警告までする。


これほどに全体像を見ることができるなら、電子マネーを取り入れても使い過ぎたり訳が分からなくりはしないだろうと思えた。


年を取れば時代に付いていけなくなる。

仕方ないじゃないか、そういうものだよとはまだ思いたくない。


Windows 3.1が発売された平成4年(1992年)からPCに慣れ親しんできた。
この時、これから世の中変わるぞと思った。

スマホに切り替えたのもかなり早かった。

コロナが出た直後に大変なことになると思った。あの時「金」を買おうかと思いつつ買わなかったのは悔しい。あせあせ(飛び散る汗)


今回は遅まきながら電子マネー、庶民のお金の流れが大きく変わるだろうなと思った。

この先、Yahoo(paypay)・楽天はどう進んでいくのだろうか。どこまで大きくなるのだろう。
経済産業省はどこまで許すのだろうか。


三井住友銀行の傘下だったジャパンネット銀行とYahoo・paypayの関係と流れも気になるところ。


私達はどの方向に流されていくのか、見つめる方向性は間違っていないだろうと思う。


この、世の中の流れを見定める目を持つことは重要だ。


この流れを見定めて先を読む。
子育てにおいて子をどの道や方向に導くかのカギになる。



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2022年05月29日

備忘録「鹿の王」上橋菜穂子著

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北の戦士だったヴァンと若い医術師ホッサル、二人の主人公の思いを軸に繰り広げられる壮大で深い”生と死、愛”を描いたファンタジー小説

ファンタジー小説は好きなジャンルではない本なのだが、

著者の上橋菜穂子氏の経歴に興味を持って読んでみたいと思ったのだった。
氏の専門は文化人類学。
オーストラリアの先住民アボリジニについて研究
立教大学大学院博士課程単位取得(文学博士)
現在、川村学園女子大学特任教授。

この小説の軸に感染症がある。
犬を介して感染する狂犬病よりも強く早く人の命を奪うウィルス黒狼熱

今、コロナに翻弄されている我々にとってとても身近に感じられる事が随所に出てくる。
2015年に本屋大賞を受賞しているのだからコロナよりずっと前に書かれたものなのだ。
生と死について深く清く描かれている。
医術師ホッサルの死生観、ヴァンの死生観を通して命の輝きを見事に読者に伝えてきてくれる。

ヴァンは40代の静かな深みのある男。
妻と子を亡くしている。その哀しみを抱いて生きている。
そのヴァンの心に灯る静かな優しさとやすらぎを著者は見事に描いている。
大人の愛情の柔らかな静けさに安堵し美しさすら感じた。
大人の男女の機微を美しく描いてくださっている。


しかし

この本、難しかったし読みにくかった。

登場人物と相関図を理解するまでに我が頭は付いていけず、ストーリーを字ずらで読んでいるだけの消化不良の読書が結局下巻最後まで続いた。

黒狼熱という病名の横に(ミッツァル)とフリガナがふってある、強大な支配国東乎瑠(ツオル)こういうのがいくつも出てくる。

国と国、部族と部族の名称も聞きなれない単語で頭の中を素通りする。
その相関図となるともうお手上げだ。


それでもちゃんと読みたいと思った。
二度目
ある程度ストーリーを知っているので余計な想像が起きず読み進めることができた。
ようやくそれぞれの役割が理解できて上下関係や横のつながりが頭に入ってきた。

もう一度、つまり三度目読んだらまた違った感想を持てるのかもしれないと思った。


今年、アニメになったらしくネット上はその番宣だらけだ。


いやー、アニメではなく壮大な北の大地の自然の美しさを存分に映画で見たいと思った。



製作費相当なものになるのでしょうが、期待しています。





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2022年05月24日

キッチンストッカー

狭いキッチンをリフォームした時、収納に知恵を絞った。

リフォーム前、三畳ほどの狭さに小さなL型システムキッチン、冷蔵庫、食器棚があり、コックピット状態だった。何十年も使ってきたので見事に収納されていたのだが、流しやガスなどのいわゆるシステムキッチン部分の高さが低く使い勝手が悪かった。

リフォームではシステムキッチンを少し大きくしたので、食器棚を処分し普段使いの食器類をシステムキッチンの引き出しに収めることにした。夫婦二人の暮らしでは多くの食器を使うことはないのだ。
それでも食器類は見ているだけ、持っているだけで嬉しくなる。
なんせ好きが高じて食器や銅鍋の販売(T'it craft)を始めてしまうほどなのだ、大切な食器類は以前紹介した北の匠の食器棚にちゃんと入れてあるのです。

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食器類は何とかなったが、ストックしておきたい食材類は、、、と考え、隙間収納(ストッカーの見栄えが悪い)を買って冷蔵庫後ろに隠し、そこに缶詰やビン類や出番のない物を詰め込んだ。

これがいけなかった。

私は見えないと忘れるのだ。あせあせ(飛び散る汗)

今回思い立って開けてみたら、いつ買ったのかも定かではないスイートコーンの缶詰が12個出てきた。
コストコに行っていたころの物だ、賞味期限2007/5の大容量のブラックペッパー、プラスチック容器類、、、

少しは見えるところに置かなければダメだ、私にストックの才能はないたらーっ(汗)と諦め、夫が使っていた丁度良いサイズのワゴンを譲ってもらい、冷蔵庫裏の隙間収納と並べてストック収納を試みた。

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あー、少しすっきりした。(*^-^*)

マネーフォワードで家計簿管理をするようになって、整理整頓断捨離に興味が出た。

お金の整理整頓が、断捨離に結び付くとは思わなかったびっくりだ。


要らなくなった物を捨てようと思えるようになったなんて、(笑)


前回ご紹介した本「ひっそり暮らし」で、スッキリ暮らすことの大切さを知ったおかげだ。




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2022年05月12日

備忘録「ひっそり暮らし」なち著

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「ひっそり暮らし」

最近こういうタイプの本をよく目にするようになった。

私の暮らしはこんな風ですよと日頃の暮らし方や室内を見せてくれる人の本。

元々はブログで紹介していたものが本になり、Amazonで☆☆☆☆400なんて本も多い。



今回この本を読んで、私はとても触発された。(*'▽')

第一に家計簿の見直し。
第二に節約の本質。

私は現在に至るまで、家計のやりくりが下手だ。
要るものは要る、仕方がないじゃないかと思ってしまう緩さがこの年になっても直らない。
この要るものは要るというaboutな括りに気付かない馬鹿さ加減。
この本を読んでいて、問題点はここだなと気づいた。


昔から家計簿は続かなかった。
物凄い面倒くさがりな性格。いちいち帳面に付けて電卓叩いて、収支を合わせて残高をチェック。
合わない(-_-;)

赤字にならなければいいじゃないかあせあせ(飛び散る汗)
その程度の認識でここまで暮らしてきたなんて…あせあせ(飛び散る汗)
住宅ローンが終われば一安心。
子供が巣立てば一安心。

宵越しの金を持たないような暮らしでよくぞここまできたもんだ。(笑)


会社を清算して、残金の少なさに身震いし、家計簿アプリで収支を見るようになった。
このアプリ、とてもシンプルで現金の収支と通帳の収支のみ管理できるもの。
何にいくら使ったのか分かるだけの代物なので、ただただ無駄遣いを戒めて自分を締め付ける意識の日々。


このひっそり暮らし、年収300万で1年で100万円貯蓄するというもの。
さぞやつましい暮らしぶりを披露されているのかと思いきや、とても優雅に暮らしておられる。
それでいて、100万の貯蓄。

凄い!!

家計簿はアプリのzaimuだと書いてあった。

これか!

アプリを検索すると色々出てきた。
見れば、最近の家計簿アプリは凄いことになっている。

私の選んだアプリはマネーフォワード

なんと、金融機関・クレジット会社やAmazon・楽天などと連携されていて家計簿アプリで全てトータルで把握できるようになっている。

しかも無料、それは世界規模でこれらのデータを多くの企業が活用するようになっているらしく、それで無料で出来るのだとどこかで見たような気がする。

私のデータ誰かに見られるのと心配になったが、世界規模でみた膨大な量の中の私のデータなんて雨粒一粒にもならないわねと思えば、まぁいいかとなった。



私は家計のやりくりは苦手で家計簿もまともに続かないずぼらだけど、経理はできるのだ。
経験上会計ソフトの扱いには慣れている。
仕事としての経理はとても面白い。会計ソフトも面白い。


昨日は取引銀行のネットバンキングと家計簿ソフトを繋ぐのに手間取った。

銀行側でなぜか拒否される。
パスワードの期限が切れている、とでる。
スマホの銀行のアイコンからはそのパスワードでスムーズに入れるのになぜ?
仕方ないので電話で聞くと親切に指導してくれた。
それでも3回目にしてやっと銀行と家計簿が繋がった。

たぶん、家計簿アプリとの繋がりに対応しきれていないのかもしれない。

Amazonとの繋がりはとてもスムーズだった。そして膨大な量のデータを提供してくれた。


トップページを見れば今現在の通帳残高と現金残高、ポイント残高の合計金額が表示されている。

これはテンションが上がる。(#^^#)

家計簿が一目瞭然で内容をもっと見て具体的に改善すべきところを見つけようという気持ちになる。



作者なちさんはつましいけれど貧乏暮らしをしてはいない。

とても優雅に暮らしておらるようにお見受けする。


どうも私は「節約生活=貧乏暮らし」と思いこんでいたらしい。

値段の安い物だけを求めて節約に努める暮らしをしなければならない。

長年本物を見極め良い物をこよなく愛する暮らしに拘りすら持っていたのに。
真逆の安い物しか買わない暮らしに変わらなきゃならないあせあせ(飛び散る汗)と思い込んでいた。

ひたすら我慢する暮らしをしなければお金なんて貯まりっこないとしか考えられなかった。


無駄を探し出し徹底的に排除する。
そして、本当に良い物、耐久性デザイン性のあるものを手に入れて大切に使い続ける。

それができるとこの本には書いてあった。

彼女は300万円の収入から住宅ローンを払い、老後資金を貯め、車を維持し、愛する猫を大切に飼い、身だしなみを整え綺麗に暮らしている。


私は、老後の暮らし方を間違っていたのねと気付かされた本だった。


生活費の無駄を排除すること、計画的にお金を貯め使うこと、身綺麗に暮らすこと。



何年ぶりだろう、マニュキュアを着けた。(#^^#)



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2022年05月09日

備忘録「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこ著

入力ミスを発見し一部訂正しました。5月10日

生まれて間もなく母をなくした幼子が優しい大人達(親達)に育てられていく物語。


その女の子は大切にされ、愛され、素直に逞しく育っていく。




だが、世の中というか子育てってそう簡単にはいかないよ。
と突っ込みたくなる安易さ平易さに不満を持ちながら最後まで読んだ。

これ本屋大賞受賞作品。面白いかもと図書館にリクエストして、リクエストしたことすら忘れたころに読めた本だった。読まなきゃ勿体ない。あせあせ(飛び散る汗)



今も、パートナー(伴侶)は要らないんだけど子供は欲しいという声を聞くことがある。




親は我が子を何ものにも代えがたい"かけがえのないもの"神様に与えてもらった宝だと感じることは確かに多々ある。


でも、人間の子供である"こども"は親が思うようにはなかなか育たない。
反抗もすれば、とんでもないことを言ったりしたりもする。
この子は悪魔が私に与えたのかと思うことすらあるのが子育てだ。



そんな神様と悪魔の間を行きつ戻りつしながら格闘し、疲れ果てる親はこの小説には出てこない。





親としての責務を全うしようとし、そこに喜びを感じる親たちが4人登場する。

子育ては確かに生き甲斐になる。


自分以上に大切な存在に思えるそれを育む幸せ。

作者は読者にそれを伝えたかったのかな?




確かに子育てしている時が人生で一番充実していたと思う。
思い返せば一番輝いていた。

生き物として命を繋ぐことは生命の本質だなと思える時は確かにあった。


ならば命を繋げない生き物は本質を欠いたものなのかと問われれば、それは違うよと言いたい。


人は幸せに生きるために生きている。
その人の幸せは生命の継承ではないところにあり、多くのものに向けられた愛情かもしれない。
自分の子供しか見えていない人ばかりじゃ社会は方向性を間違える。
社会のバランスを保つためにはそういう人間ばかりではなく、多くの視野や価値観をもった人が大切なんだと社会は気付き始めているように、最近感じることが多くなった。






この本の親子は一人を除いて血のつながりが無い。

それでも大切に育てたいと望んだ親が描かれている。



子供を愛せない親がいっぱいいて、苦しく辛い日々を送る子供が世の中にはいる。
かたや愛したいのに、愛する対象に恵まれない人の辛さも世の中にはいっぱいある。



血縁がなくても愛情ある家庭があれば多くの子供が救われるかもしれない。




しかし現実社会では、人の子は簡単に自分の子供にはならない。



里親という制度はあるが審査や資格を厳しく問われそうだし、
こんな私の子供だもん仕方ないわと諦める言い訳もできな状況というのは辛い。



難しい社会問題だ。





将来マッチングアプリで親子になりました。なんて世の中が来るんだろうか。




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2022年04月30日

誤嚥

私は17年前橋本病と診断されて今日に至っている。

橋本病は
甲状腺が腫れてきて、くびの圧迫感や違和感が生じることがあります。甲状腺機能低下症になると、全身の代謝が低下することによって、無気力、疲れやすさ、全身のむくみ、寒がり、体重増加、便秘、かすれ声などが生じます。女性では月経過多になることがあります。うつ病や認知症と間違われることもあります。血液検査では、コレステロール高値や肝機能異常を認めることがあります。日本内分泌学会のHPより


これはなかなか厄介な病だなぁと近頃つくづく実感している。


ヨードを含む海藻類は取ってはいけない。

高コレステロールなので脂質類はダメ。
高コレステロール食品(卵類、イカ、エビ、タコ、鰻、雲丹、レバー等々)もダメ。

その上、アブラナ科の野菜も、、、などと書いたものまで発見してしまった。


アブラナ科の野菜は我が家の副菜の主流だった。
キャベツ、ブロッコリー、大根、白菜、ブロッコリースプラウト、ワサビ、カリフラワー、ルッコラ、ケール、小松菜、水菜、チンゲン菜

これらが毎日食卓に載らない日はなかった。

葉物はルクエでレンジでチンしてドレッシングを掛ければ済む、超簡単調理の一品だし、大根だってこれでチンして煮込めば時短できる。



しかし、最近風邪でもないのに頻繁に咳がでる。
眩暈や不眠、イライラ、アレルギー湿疹とどうも調子が悪い。

そしてとうとう、水を飲んでいる時に咳が出て、派手にぶちまけてしまった。

夫がどうしたのかと驚いている。

最近食べ物や水が喉につかえるようにようになってて、困ってるのよ。

誤嚥じゃないの?と夫が言う。
まさか!!

老人ホームとかで聞くあれ?肺に入ってしまって肺炎を起こすというあれ?


いや、肺に入ったというのとはちょっと違う気がする。

飲み込む力がなくて、食道に行かずに気道に入ってしまうほど体力が低下しているとは思えない。

食欲は普通だし、体がだるくて寝ていたいということもない。


こんな時はGoogleさんに聞いてみる。


喉が狭まっていることは確かだと思う。声がひどく掠れる、声が出しずらい。橋本病の症状の1つだ。


声が出しずらいので声を出さないようになっている。
歌は大好きだったのだけど音域が狭まって歌えなくなって久しい。


これじゃ駄目だ!!


喉は鍛えて強くする方法があるはずだ。


ありました。
元NHKフリーアナウンサーしまえりこさんの活舌を良くする発声練習50音
これYouTubeで見ることができます。

せめて普通に声を出せるように喋れるように、聞き取りやすい活舌と発声練習、これなら長く続けられそうだ。


今、少しづつ効果が出てきている。


声の擦れが減り、童謡程度なら歌えるようになってきた。



飲み物を噴き出すような恥ずかしい真似は起こらなくなっている。





あー、なんでもっと早く気付かないかなぁ (-_-;)



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2022年04月15日

子供が家を購入する際

友人から尋ねられた、娘さんがマンション買った時いくら出した?と。

その友人の息子さんも東京に就職して家を出、結婚、子育て中。

その息子さんからマンション買おうと思っているんだけど、、、。

嫁さんの親が、500万円出してあげるよと、言われた。
そこで相談なんだけど同じように500万円出してくれない???


友人はショックだったらしい。

なんで嫁さんの実家に倣って出費させられなきゃならないのかと。


常日頃、可愛い息子や孫にと高価な和牛肉や手作りのお惣菜、食料品など宅急便に詰め込んで送っている。
帰省すれば旅費の足しにと数万円渡し、ご馳走を用意し、レストランにも連れて行く。

息子家族はまた来るねと機嫌よく帰っていくらしい。


帰ってくると言われれば嬉しいような、、、でも溜息がでるのが本音らしい。
帰ってくるたびに10数万円のお金が飛んでいくと。あせあせ(飛び散る汗)


結婚式の時も数百万円出した、その時嫁さんの実家にも少しは出せとは言えなかった。

その上マンション買うから500万円。

、、、出せないと言ったんよ。(-_-メ)



世間にはよくある話なんだろうなと思った。


うちは倒産寸前で会社を閉めた、自己破産はしたくない思いで必死で解散・清算に臨んだ。
故にほとんど手元にお金は残らなかった。しかし、負債もない状態で終わらせた。


そのことは娘に話した。

あなたには自分で稼げるような人になってほしいと思いながら育てた。お金も掛けた。
しかし、これからはお金を出してやることはできない。

私達はこれから自分たちの老後のお金の心配で精一杯な状況になっているのよと。


うちは市の公共事業の設計を生業としてきた。

ヘマをして指名停止になったわけではない。真面目に業務を遂行してきた。それでも要領が悪ければ干上がるのである。
役所のお偉いさんに揉み手をして近付くこともできなけらば、接待もしない。
談合等で危ない橋も渡らない。

要するに経営が下手だったのだ。(^^;


それを悔いてはいない。苦労したなとは思う。
子育て終盤で娘にも苦労を掛けることになったなと思っている。



しかし、有り難いことに娘は理解を示し、結婚資金もマンション購入でもお金を出してほしいとは一言も言わなかった。


婿さんの実家からこれだけ頂戴したとも言わない。


若い二人は、自分たちだけの力でやっていこうと決めていると言っていた。

そして先日、住宅ローンが終わったと言った。この人たち凄いなと思った。


ほんとうに有り難いことだ。




若夫婦の其々の親の関わり方というのは難しいことだと思う。

そこに力関係が発生すると若い者の力ではどうしようもない亀裂や軋轢が発生する。


お金を出せば声も大きくなる。態度もでかくなる。
夫の親が大金を出せば、嫁は口を噤まざるを得ない状況に置かれることがあるかもしれない。
嫁姑の中がおかしくなるのは仕方のないことだと思えてくる。


嫁さんの実家が大金を積めば、婿さんは自分の家なのに小さくなって座ることになるかもしれない。



親同士が張り合って出資してくれるのは子供からすれば思う壺と思えるだろう。


それは双方が同じ経済力をもっていて、競うことなく穏便に居てくれてこそ成り立つ平和であることを忘れてはならない。

それとも、片方がうちは出せませんので、、、と。いやはや恐れ入ってございます。
そして相手を崇める立場を選び、少々の皮肉にはビクともしない厚顔と図太さを持っていてくれれば、表面上は平和なのだ。子供はその立場を覚悟する肝を持っていなければならないことになる。


つまり、子供の方にもその図太さは持っていてもらわなけらば、若い夫婦の喧嘩の種になるということだ。




友人はとても空しくて悔しいと肩を落としていた。




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2022年04月08日

備忘録「なんで家族を続けるの?」中野信子・内田也哉子著

「なんで家族を続けるの?」

内田裕也・樹木希林ご夫婦の長女也哉子さんが脳科学者中野信子さんに家族について尋ねる方式の対談をまとめた本。


お二人とも家族団欒という温もりを知らずに育ったと仰っている。

長閑な温かみある家庭とは、そうではない家庭で育つことのコンプレックスや抱えた闇を赤裸々に語りながら、家族の定義を根本から問い直す内容にシビアな現実・現代社会における家族・子育ての難しい一面が浮き上がって、驚かされた。

読後、私の家族観や子育ての概念が少し揺らいだ本だった。






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